台風の影響で焼肉売上6年ぶりに前年割れ 外食市場調査2016年9月29日
(一社)日本フードサービス協会は9月26日、外食産業市場動向調査の平成28年8月度の結果をまとめた。台風などの影響で売上は9か月ぶりに前年を下回った。
外食市場全体の8月の動向は、"山の日"の祝日ができたが、土日がそれぞれ1日ずつ少ないため休日の集客が多い業態ではマイナスになった。また台風なども客足を鈍らせたとみえ、全体売上は98.3%だった。
業種別概況は次の通り。
【ファーストフード】
全体売上は100.6%とわずかに前年を上回った。「洋風」はキャンペーンや季節商品が好調だった店が牽引し、売上は103.6%、「和風」は季節メニューが振るわず95.3%の売上。「麺類」は一部が前年のメディア露出の反動で売上は99.9%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は店舗削減もあり、売上は96.0%だった。「その他」はアイスクリームのボリュームアップキャンペーンなどの評判がよく、売上101.3%となった。
【ファミレス】
全体は土日が少ないことから96.2%だった。「洋風」は価格で宣伝力のある一部の業態で堅調だったが、全体では95.8%だった。「和風」は盆の休暇が堅調だったがそれ以外は客足が伸びず96.7%。「中華」は新商品が一部で出たが消費の押し上げには繋がらず96.5%だった。「焼肉」は台風の影響などで売上96.5%と2012年2月以来の前年割れとなった。
【パブ・居酒屋】
「パブ・ビアホール」は再出店や新規出店が好調だったが、"山の日"と休日に挟まれた金曜が通常ほど集客できず98.8%。「居酒屋」は店舗整理が続く中で客数が落ち込み、85.5%と前年比減がつづいている。
【ディナーレストラン】
盆の時期は好調に推移した店もあったが、土日の少なさや台風の影響で99.7%の売上となった。
【喫茶】
キャンペーン効果とあいまって平日の多さがプラスに転じ、101.3%の売上と前年を上回った。
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