天然由来の有用成分・素材 市場拡大見込む 2021年には2793億円にも2017年1月5日
(株)富士経済はこのほど、サプリメントや機能性食品などの原料で使われる天然由来の有用成分と素材50品目の市場をまとめた。
消費者の健康管理や美容への意識の高まりを背景に、市場は拡大しているとし、動物系、植物系、合成系それぞれが伸びていると指摘。2016年は全体で2255億円の市場が2021年には2793億円まで拡大するとみている。
注目市場として、機能性乳酸菌とアマニ、肝臓加水分解物をあげた。
機能性乳酸菌は整腸作用やインフルエンザ対策としての認知度が高い。さら腸内を善玉菌優勢に保ち、身体の健康維持に関わることがメディアにも取り上げられ、特に2015年は(株)ロッテの「SWEETS DAYS 乳酸菌ショコラ」が話題となった。今後も市場拡大が予想されるとしている。
アマニはアマニ油やアマニ粒などで、コレステロール低減や脳機能改善、抗炎症、抗酸化などに訴求している。健康油ブームの特集でメディアに取り上げられ、2013年ごろから認知度や注目度が上昇、2014年には市場が急拡大した。
肝臓加水分解物は牛や豚などの哺乳動物の肝臓を原料とし、消化酵素を加え加水分解し生成したものを殺菌、乾燥した粉末状の製品。医薬品や医薬部外品のドリンク剤でヒット商品がある。2014年に販売されたハウス食品(株)の「ウコンの力」にもこの成分が加えられており、市場拡大の追い風となった。
この調査では有用成分・素材の動物系13品目、植物系30品目、合成系7品目の国内市場を分析。効果などについてアンケート調査も行った。
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