19か月連続で前年上回る 日本フードサービス協会の3月度売上げ調査2018年5月1日
日本フードサービス協会(菊地唯夫会長)は、協会会員社を対象とした「外食産業市場動向調査」の今年3月度の集計結果をまとめ、4月25日、発表した。
それによると、3月は土曜日が1日多いことに加え、後半に気温が上昇し、暖かい日が続いたことから、桜の開花が早まり、土日を中心に客足が伸び、全体の客数は103.0%、売り上げは104.6%と19か月連続して前年を上回った。業態別概況は次の通り。
【ファーストフード】
全体の売り上げは105.7%と前年を上回った。「洋風」は各社まちまちだったが、ディナータイムに追加料金で定番商品を増量するキャンペーンなどが好調で客単価が上昇、売り上げは105.2%。また「和風」は引き続き原料高による価格改定などにより客単価が上昇、105.2%となった。
「麺類」は店舗増などで102.6%、「持ち帰り米飯・回転寿司」は気温上昇でお花見需要などが拡大し、102.5%。「その他」はアイスクリームが携帯会社とのコラボキャンペーンにより、客数が大幅に伸び、121.9%となった。
【ファミリーレストラン】
全体の売り上げは104.2%と前年を上回った。「洋風」は引き続き店舗限定の特別メニューや高付加価値メニューが好評で客単価が上昇、102.7%。「和風」はお花見需要などで101.0%。「中華」はキャンペーンが奏功して客数が増え、店舗増と相まって106.5%。「焼き肉」は春休みのファミリー需要などをとらえて引き続き好調、111.4%と16か月連続して前年を上回った。
【パブ・居酒屋】
飲酒業態は、年度末の送別会やお花見などの需要をとらえて、後半おおむね好調に推移したが、店舗数減の影響で売り上げは前年を下回り98.0%となった。「パブ・ビアホール」はほぼ前年並みで99.9%。「居酒屋」は引き続き店舗減少の影響が大きく97.5%。
【ディナーレストラン】
送別会やお花見需要などで客数が伸び、堅調に推移した結果、104.6%となった。
【喫茶】
季節感のあるドリンクやスイーツなどの新メニューで客単価が上昇し、102.4%となった。
(関連記事)
・人形町今半の高岡社長が次期会長候補に内定 日本フードサービス協会(18.04.25)
・外食市場規模は25兆4169億円 日本フードサービス協会(17.07.11)
・付加価値を高める変革を 農業と連携し新たな可能性を(上) 菊地 唯夫・一般社団法人日本フードサービス協会会長(16.10.26)
・米粉グランプリに大分県・秦さんの『ボッチンちゃんぷる』(16.03.07)
・主食用米、需要実績779万トンに(13.07.30)
重要な記事
最新の記事
-
【11月中酪販売乳量】1年2カ月ぶり前年度割れ、頭数減で北海道"減速"2025年12月18日 -
【消費者の目・花ちゃん】ミツバチとともに2025年12月18日 -
一足早く2025年の花産業を振り返る【花づくりの現場から 宇田明】第75回2025年12月18日 -
笹の実、次年子・笹子【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第369回2025年12月18日 -
虹コンのレインボーファーム「農閑期は焼肉ぴゅあに行くっきゃない!」スタンプラリー実施 JA全農2025年12月18日 -
「淡路島産白菜」使用 カレーとシチューメニューをハウス食品と提案 JAグループ兵庫2025年12月18日 -
畜産の新たな社会的価値創出へ 研究開発プラットフォーム設立 農研機構2025年12月18日 -
佐賀の「いちごさん」表参道でスイーツコラボ「いちごさんどう2026」開催2025年12月18日 -
カインズ「第26回グリーン購入大賞」農林水産特別部門で大賞受賞2025年12月18日 -
軟白ねぎ目揃い会開く JA鶴岡2025年12月18日 -
信州りんご×音楽 クリスマス限定カフェイベント開催 銀座NAGANO2025年12月18日 -
IOC「オリーブオイル理化学type A認証」5年連続で取得 J-オイルミルズ2025年12月18日 -
【役員人事】クミアイ化学工業(1月23日付)2025年12月18日 -
油糧酵母ロドトルラ属 全ゲノム解析から実験室下での染色体変異の蓄積を発見 東京農大2025年12月18日 -
約1万軒の生産者から選ばれた「食べチョクアワード2025」発表2025年12月18日 -
兵庫県丹波市と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月18日 -
乳酸菌飲料容器の再資源化へ 神戸市、関連14社と連携協定 雪印メグミルク2025年12月18日 -
特別支援学校と深める連携 熊谷の物流センターで新鮮野菜や工芸品を販売 パルライン2025年12月18日 -
東京の植物相を明らかに「東京いきもの台帳」植物の標本情報を公表2025年12月18日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月18日


































