人にも環境にも優しいエシカルスイーツでSDGs貢献型クラウドファンディング実施2020年8月5日
大阪のチーズケーキ専門店の(株)seedは、国産有機米の米粉と地元の無農薬野菜を使ったチーズケーキを通じて、誰一人取り残さないエシカルなおやつタイムを実現するため、SDGs貢献型クラウドファンディングを実施している。
同クラウドファンディングは、(株)ファーストデコ(東京都千代田区)が推進し、今回で3回目。応援することで、その会社だけではなく、そこに関わる企業や地方にも波及し、結果として一次産業の活性化、地方創生など経済、社会、環境の3つの視点の社会課題を解決を目的としている。
応援することで、SDGsが自分事になるというメリットもあり、クラウドファンディングによって、自然にSDGsの取り組みが広がっていくことをめざしている。
2年前に大阪を襲った台風で大打撃を受け、さらに新型コロナ感染拡大に伴いレストラン部門から撤退という決断の中、雇用を守り、人材育成に努めるseedの南美春社長は「苦しいからこそ社会にも環境にも人にも優しい取り組みをしたい」と話す。今回は、地元の無農薬野菜生産者が育てる小松菜と、規格外となった無農薬のパッションフルーツの食品ロスという問題を、ペーストにして加工できる菓子製造業の強みを活かして解決。それらを原料として用いたチーズケーキをリターンとして提供する。
また、リターンの中に、「梅の種」という食品廃棄物をアップサイクルした梅炭レターパッケージを用いた商品も組み入れ、環境への取組も喚起。梅炭パッケージは、山陽製紙(株)が開発した。
集まった資金は、アレルギーのある人向けのお菓子と、環境面だけではなく、衛生面にも優れたパッケージを開発・販売するために活用。さらに、地元の無農薬有機栽培の生産者に光を当てることで、持続可能な循環づくりができるように活用していく。
リターンとして提供する「農薬不使用パッションフルーツのレアチーズケーキ」
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































