小型オリーブ搾油機の販売を開始 石野製作所2020年9月1日
有限会社石野製作所（山口県山口市、石野隆三代表取締役）は8月28日、小型オリーブ搾油機の販売を始めたと発表した。
少量のオリーブから油を搾れるメリットがあるという。
近年高まっているオリーブオイル需要に対応したもので、他に例がない「国産オリーブの精油機」として販売を開始した。
同社では従来から精油機の製造販売を行ってきたところだが、少ない量のオリーブから油を搾ることができる精油機の開発にこのたび成功し、新たな商品ラインナップに加えたもの。販売開始は8月21日。
香川県小豆島のオリーブが有名だが、それ以外の地域でもオリーブ栽培が盛んになりつつある。同社が立地する山口県でも複数個所で栽培が始まったといい、それら「国産オリーブ」に限定した精油機は見当たらず、多くの問い合わせが寄せられたことも開発販売に至った背景の一つ。
同社によると、オリーブの搾油で重要なのは、オリーブの攪拌物からいかに遠心力を使って水分と油を分離させるかにあり、
新たな商品では同様の機能を高めた。
本体以外の攪拌装置も同社では開発しており、「小型搾油装置一式」としての購入を推奨している。
小型機械であるため3kgのオリーブから5～8％のオリーブオイルを搾ることができ、電源もわずか100Ｖ仕様。特別な設備も必要なく、「自分で栽培したオリーブを油にしたい」――そんなニーズにも対応が可能。
装置一式価格は税抜き42万8000円。全国各地で購入できる。
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