山梨の訳あり桃のビール 初のボトル詰めで発売 サンクトガーレン2020年10月28日
日本の地ビールの元祖、サンクトガーレン(神奈川県厚木市)は、山梨の“訳あり”桃を使ったビール「7種の桃のエール」を数量限定で販売している。

同社は、桃を使ったビールを2011年から不定期に醸造し、樽生限定で販売。2016年からは横浜赤レンガ倉庫で開かれる「横浜オクトーバーフェスト」の会場限定ビールとして提供し、販売実績が1日1000杯を超える名物ビールとなっている。同社は、今年も例年同様に準備していたが、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止となり、急きょ、初のボトルでの販売を決めた。
「桃のエール」には毎年、外観などに難があり一般販売できない"訳あり"桃を活用。収穫した果実の3分の1が"訳あり"品になってしまう年もあり、今年は特に長雨・日照不足の影響で綺麗に色付かない、色ムラ・色薄の桃が多く出た。 "訳あり"果実はほとんどが、家畜の餌になったり、廃棄されるため、ビールへの活用は農家にも喜ばれているという。
"訳あり"果実であることから、桃の品種は年によって様々で、今年は白凰・夢しずく・あかつき・まどか・川中島・ゆうぞら・さくらを使用。桃は皮と種を除きピューレ状に加工してから、ビールのベースとなる麦汁に投入する。
500キロの桃をたっぷり使うことで、桃そのものの甘い香りが楽しめる。桃のタネ付近の酸味も感じられるため、生の桃を丸ごとかじったようなビールに仕上がっている。同社のフルーツビールは、香料などに頼らず果実本来の香りや味わいを引き出すため、果物をたっぷり贅沢に使用。訳あり果物の利用は、農家にとっては売り物にならない果物が売れる、同社にとっては安く果物を譲ってもらえるという、互いにメリットのある関係となっている。
直営オンラインショップと、京王百貨店新宿店、東武百貨店 池袋店、そごう横浜店、京急百貨店、などで販売。330mlで460円(税別)。
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