従来品の5倍の鮮度保持 鮮度保持ポリ袋「たもつくん」発売2020年11月2日
日本原産で天然成分100%の万生・植物抽出エキスの卸・販売を行う万生マーケティングは、ハウスクリーニング事業を展開するFace To Face(株)と開発した鮮度保持ポリ袋「たもつくん」を発売。両社は、農林水産省が進める「食品ロス削減国民運動」に参画しており、コロナ禍で飲食に関わる事業者などに向けて、食品の鮮度を保持するだけでなく、環境面や家計面にもやさしい新たな価値を与えられる鮮度保持ポリ袋を提案する。
鮮度保持ポリ袋「たもつくん」
鮮度保持ポリ袋「たもつくん」は、厚生労働省の基準適合を取得した植物抽出エキス「万生」を配合。すでに企業間取引で800万以上の流通実績のある鮮度保持ポリ袋を、一般住宅や店舗等でも使用しやすいサイズにした。発売にあたり、飲食店や主婦の協力を得て、肉・野菜・魚介類等で使用テストを行ったところ、「ブロッコリーが一週間経っても鮮度が落ちない(青々しい)」「10日経ってもお肉の赤みが色に変化がない」「3日で捨ててしまうカニの足が7日経っても鮮度が落ちず、うまみがあって美味しい」などの評価を得た。また、使いやすいサイズ感として、一般的なA4よりやや大きめなサイズがいろいろな用途に活用できるなど、約6か月の調査を経て発売に至った。
食品ロスを削減できる一方、土壌生分解性鮮度保持ポリ袋も開発。レジ袋を土に還すことに関心が高い企業との商談も進んでおり、今後は、熟成肉や熟成まぐろなど活用方法の拡大も検討を進める。
同製品は、イタドリ・よもぎ・柿の葉の抽出エキス万生が配合されたポリエチエン原料と一般的なポリエチエンを特殊な製法で形成。食肉加工流通では積層製品を開発し、検査機関の結果では国産牛肉が最大88日間の変化がないことも確認されている。確認項目は色沢・外観・ドリップ・臭いの4項目と一般生菌数。検査は食品衛生検査指針「微生物編」と、期限表示のための試験方法ガイドライン食肉の方法に基づいて行われ、検査結果は「国産牛肉 賞味期限 70(88日後)2」と表示。この結果により、通常のポリ袋(ビニール袋)と比較し倍〜5倍の鮮度が保持でき、繰り返し1年程度使用できる。購入は専用サイトから。価格は、100枚入りで8800円、50枚入りで4800円。いずれも税別。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ムッシュボルドーDF」 日本曹達2025年7月10日