鳥獣被害対策事業でDMMアグリがリファクトリーと業務提携2020年11月13日
鳥獣被害対策事業を展開する(株)DMM Agri Innovation(DMMアグリ)は、鳥獣被害対策用の箱罠・くくり罠の通販サイト「イノホイ」を運営する(株)リファクトリーと、同サイトで販売中の商材を提供する業務提携を締結した。
今後は、DMMアグリの販路へリファクトリーの商材を提供することで、野生鳥獣による農作物への被害を減らし、社会課題の解決をめざす。

業務提携する商品は、イノホイの「大型動物用箱罠」と、リファクトリーの「くくり罠セット」。イノホイの大型動物用箱罠は、市場に出回っている安価なワイヤーメッシュ製ではなく、異形鉄筋を使い、さらに要所を4分鉄筋、5分鉄筋で補強した頑強な構造。ビッグサイズで捕獲率も高く、捕らえた獲物が箱罠の内部から持ち上げられないよう防止機構がついている。また、設置の際は扉の誤落下を防止するためのストッパー棒が付属。初心者でも簡単に仕掛けられ、全国の自治体や、猟友会、JA、農家からも多くの販売実績があり、安くてよく獲れる箱罠と評価されている。
リファクトリーのくくり罠セットは、踏板部分を従来の木製から樹脂製に改良し木製よりも耐久性が向上。板が水を吸わないため、膨張・剥離によって動作不良となる心配がなくなった。

連携にあたり、DMMアグリ代表取締役の村中悠介氏は「野生鳥獣による農林水産被害は深刻で、農作物への影響だけでなく、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加など、様々な影響を及ぼしている。今回の業務提携により、鳥獣被害の影響をより小さくし、ゆくゆくは被害→対策→資源化→消費の連動サイクルを作り広く展開することをめざす」とコメント。また、リファクトリー代表取締役の守屋将邦氏は「現在深刻な問題となっている鳥獣被害に対して、連携をきっかけに広く一般の方にも認知が広がり、より被害が少なくなるような世の中の取り組みに繋がれば」と話している。
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