食品購入時に品質表示を気にする人は6割 食品表示に関する調査2020年11月24日
伊藤忠グループのリサーチ会社でインターネット調査を提供するマイボイスコム(株)は、「食品表示」に関するインターネット調査を実施。食品購入時に品質表示を気にする人は6割で、利用したい機能性表示食品の効果としては「免疫力・抵抗力向上」「疲労回復」「中性脂肪や内臓脂肪対策」「コレステロール抑制」が約3割だった。調査は10月1日~5日にかけて行われ、回答数は1万82件。
食品購入時に品質表示を気にする度合
調査によると、食品購入時に品質表示や説明書きを気にする人は、「気にする」「まあ気にする」を合わせて6割。女性高年代層で高い傾向で、女性40~70代では7割を占め、男性では5割強となった。
食品購入時に品質表示や説明書きで注意して見るところは(複数回答)、「期限表示」が73.8%、「原産国、生産地」が61.6%、「価格」が52.5%、「原材料」「製造年月日」が各4割。ほとんどの項目で女性の方が比率が高く、「原材料」「原産国、生産地」「内容量」は特に男女差が大きくなっている。
機能性表示食品の認知率は9割、過去調査と比べて増加傾向。栄養機能食品の認知率は7割弱、特定保健食品の認知率は約96%となっている。
機能性表示食品でどういう効果が期待できるものを利用したいかを聞いたところ(複数回答)、「免疫力・抵抗力向上」「疲労回復」「中性脂肪や内臓脂肪対策」「コレステロール抑制」が3割前後。女性や高年代層では「免疫力・抵抗力向上」「老化防止、アンチエイジング」の比率が高くなっている。「骨強化」は女性高年代層、「疲労回復」「お腹の調子を整える」「肌の調子を整える」は女性若年層で高い傾向がある。
また、機能性表示食品の購入意向は、「購入したい」「まあ購入したい」を合わせて34.0%。女性10・20代では5割、女性30・40代では4割強となっている。機能性表示食品について詳しく知っている人では6割弱、非認知者では15%だった。
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