長野の被災りんご農家と横浜の認可保育園が連携 オンライン「復興りんご」狩り開催2020年11月25日
ニューノーマルな旅を創造するエスビージャパン(株)は、アグリテイメント事業を行うQtas Japan合同会社と、長野でりんごを生産するキタイチ果樹園、保育園の運営を支援する日本支援助言士協会幼保事業部 保育のみらいと共同で、長野のりんご農園と横浜の認可保育園をオンラインで結ぶ「復興りんご」狩りイベントを開催する。

多くの保育園では、コロナ対策でイベントが中止になり、今回イベントを開催する横浜市の認可保育園でも、例年開催している遠足、芋掘りなどの秋の行事が、計画縮小や中止となっている。そんな中、保育のみらいの松山代表から、「子どもたちになんとか良質な体験をさせてあげたい」と、Withコロナの農業体験としてオンラインフルーツ狩り事業を推進しているQtas Japanに相談があり、キタイチ果樹園と地域情報を発信するエスビージャパンとの4社合同で企画することになった。
キタイチ果樹園は昨年の台風19号で、大きな被害を受けたりんご農家。豪雨により千曲川堤防が決壊し、決壊地点から1キロの実家と畑が2メートルほど浸水し、家は全壊、りんごは3分の2以上が廃棄されたという。泥のかき出しにはじまり多くの困難を乗り越えた今秋は無事に収穫期を迎え、10月から「復興りんご」と銘打ってりんごの提供を再開している。
オンライン「復興りんご」狩りは、長野のりんご農園と横浜の認可保育園の児童、保護者とをビデオ会議システムでつなぎ、りんご畑のツアーや、りんごに関するクイズ、画面越しのりんご狩り体験などを実施。収穫したりんごは保育園の児童のもとへ届けられる。
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