農作物との新しい出会い「ソノリク農作物劇場」第一弾商品発売 福岡ソノリク2021年1月8日
農産物の運送業や倉庫業を手掛ける(株)福岡ソノリクは、多様で豊かな農作物との新しい出会いをプロデュースする「ソノリク農作物劇場」プロジェクトを開始。第一弾としてオクラ100%パウダー「御来楽」(おくらく)を1月8日から販売する。
「御来楽」は、農薬等の管理が行き届いたタイの契約農家で生産されたオクラを100%使用。その中でもコロナ禍で出荷困難となったオクラを乾燥させ、新たな商品開発に活用している。お湯やスープに溶かす、様々な料理に調理の過程で調味料のように加えるなど、様々な方法で食べられる。
同社は、日本とアジア圏で農作物輸送に特化した物流会社。農作物の生産から保管、輸送まで一気通貫で担ってきた技術と知見を活用し、農作物を原料に新たに商品開発を行い、野菜や果物との新しい出会いをプロデュースする「ソノリク農作物劇場」を始めた。
農作物の多くは収穫期が決まっているため、天候に左右され、豊作時には供給過多で価格が下落。廃棄となることが多い一方、不作時には需要過多で相場が高騰する。農家にとって収入が安定せず、物流業者にとっても不安定な状況を改善するため、同社はこれまで、冷蔵機能を強化した輸送トラックの開発や、農作物から出るガスを抑制・排出する独自の保管技術の開発に取り組んできた。
こうした独自の保管技術や生産者とのネットワークを活用し、今回、新たに消費者側の意識改革に取り組む「ソノリク農作物劇場」をスタート。複数のパートナー企業と提携し、保存方法や加工方法、デザインを工夫することで、収穫期を過ぎたり、規格外となったり、様々な理由で出荷が困難となった農作物から新たな魅力を引き出し、消費者に新しい商品として届ける。消費者側の「新鮮で綺麗なものがいい」という常識を変え、「より多様で豊かな農作物の世界」をめざす。
今後は第一弾のオクラに続き、続々と商品を発売予定で2021年春には、長期保管した安納芋を加工した商品、夏には、アスパラガスを加工した商品を追加。同社は、食品加工業者など、同プロジェクトに参画するパートナー企業を広く募集している。
オクラ100%パウダー「御来楽」
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】果樹カメムシ類による果実被害 多発のおそれ 秋田県2025年6月26日
-
エンゲージメント向上へ若手職員がプロジェクト 「目安箱」設置も JAさいたま(2)2025年6月26日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】農協潰しが再開された2025年6月26日
-
食守るため立ち上がる時 7月13日、鳥取でも「令和の一揆」 キャベツ、新米予約券も配布2025年6月26日
-
価格交渉 速やかな協議開始を 事業者の行動規範でたたき台 農水省2025年6月26日
-
サトイモと芋煮【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第346回2025年6月26日
-
農業機械取り扱い研修会(太陽耕耘爪コース)を開催 JA全農みえ2025年6月26日
-
農業機械 上期実販研修会を実施 JA全農おおいた2025年6月26日
-
ダイナミックフェア2025出展のヤンマーアグリジャパンを紹介 JA全農いばらき2025年6月26日
-
JA豊橋 フェロモントラップによる害虫調査をAI予測に切り替え ミライ菜園2025年6月26日
-
JAとぴあ浜松が全面協力 夏季限定「三方原ポテトチップス」販売開始 湖池屋2025年6月26日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」亜熱帯気候特有の雨の中、パイン入り酢豚を完成 JAタウン2025年6月26日
-
「炎天マスター」お試しキャンペーンを実施 高温期のトマト栽培を支援 OATアグリオ2025年6月26日
-
大型連休は概ね堅調 一部で大阪・関西万博の効果も 外食産業市場動向調査5月度 日本フードサービス協会2025年6月26日
-
岡山市のナス ヤンマー本社ビルのレストラン「SEA&FARM by YANMAR MARCHE」で提供2025年6月26日
-
LINEで献立相談 対話型レシピ提案サービス「レシピトーク」提供開始 キユーピー2025年6月26日
-
北海道南富良野町などと包括連携協定を締結 タイミー2025年6月26日
-
鳥インフル ニュージーランドからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年6月26日
-
中古農機具の査定がスマホで完結「ビデオ見積り」サービス開始 農機具王2025年6月26日
-
生産者横断の「高知トマトコミュニティ」始動 井上石灰工業2025年6月26日