SDGs推進へ食品ロス削減に新たな挑戦 生産者を支える仕組みづくりに取り組み BSMO2021年2月10日
(株)BSMOは、生産者を支える仕組み作りと持続可能な開発目標(SDGs)の活動の一環として、生産ロスと食品ロスの解決につながる取り組みを推進している。
愛媛県宇和島市で柑橘を中心に栽培する大久保農園
同社は、コロナ禍も食を支える生産者を支援するため、市場流通できなかった作物や未収穫だが美味しく食べられるものを優先的に買い取り、生産ロスを解消、生産者の収益安定化をめざしている。
今回は、DENBA JAPAN(株)が提供する鮮度維持装置を使用することで、農作物の鮮度を保持し、適切な温度管理のもと適切なタイミングで商品を加工し、消費者の元に届けられる仕組みを作る。
取り組みでは、野菜や果物の鮮度維持を目的に、同社の協力農家である愛媛県宇和島市の大久保農園に導入しているホシザキ四国(株)の業務用冷蔵庫に、四国で初めて生産者へDENBA JAPANの鮮度維持装置を設置。収穫時に完熟したみかんを約3週間保存し、みかんの鮮度が保たれているか検証した後、テスト商品として初回は約100本の生絞り果汁100%ストレートジュースを製造・販売する。
同取り組みを通して、「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標のうち、目標1「貧困をなくそう」、目標8「働きがいも 経済成長も」、目標12「つくる責任 つかう責任」の実現につなげ、消費者はジュースを飲むことで社会貢献に参加できる。
同社は、他地域でも生産者を応援し、サステナビリティ活動として生産ロス削減の取り組みを積極的に推進。同取り組みに興味のあるりんご、ぶどう、桃、梨、トマト、にんじん、葉物野菜などを栽培する生産者や、団体や企業などを募集している。
プレハブ冷蔵庫パネル1.5坪に設置した鮮度維持装置「DENBA+2.0」
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