コーヒーごみから臭わない鶏糞肥料「ソーシャルプロダクツ・アワード」受賞 縁の木2021年2月16日
珈琲豆焙煎業の縁の木(東京都台東区)は2月12日、畜舎向け事業の四国ケージ(愛媛県四国中央市)と企画・開発した自然派肥料「+Coffee」がソーシャルプロダクツ普及推進協会の「ソーシャルプロダクツ・アワード2021」で審査員特別賞を受賞した。これを記念して、オンラインストアでの販売に加え、大丸東京店、丸井錦糸町のソーシャルプロダクツ・アワード展示に出展。また、4月1日から同製品を軸にした持続可能な循環の輪に参加するカフェを新たに10店舗募集している。
地域で取り組む持続可能な循環をめざす
「+Coffee」は、特許出願中の技術を利用して、欠点豆や抽出かすなどのコーヒーごみと鶏糞という二つの「いらないもの」から生まれた自然派肥料。養分たっぷりでありながら臭わないため、集合住宅やベランダ、室内でも気軽に本格的な緑のある暮らしを始められる。

商品化にあたっては、クラウドファンディングを行い、2か月で目標に対して135%もの支援を獲得し、試作品の販売と改良を続けてきた。原料となるコーヒーごみは、縁の木が焙煎所を構える東京・蔵前の店舗や住民、福祉作業所の協力を得て回収。持続可能な循環モデルを生み出し、土だけでなく地域コミュニティを豊かにすることをめざしている。
ソーシャルプロダクツ・アワード審査員で(一社)unisteps共同代表の鎌田安里紗さんは「大都会の真ん中で野菜の成長を眺められることは楽しみのひとつですが、植え替え時期になると、鶏糞肥料のつんとした臭いが気になる方もいるかもしれません。『+Coffee』なら、住宅地や都市部でも臭いを気にせずに済むので、ご近所さんにこの肥料をプレゼントできたら、もっと皆で緑のある生活を楽しめるかも、なんて思っています」とコメントしている。
鶏糞肥料「+Coffee」は、縁の木のBASE店舗のほか、ソーシャルプロダクツ・アワード展示販売会購入できる。第1期の2月24日~3月2日は、大丸東京店 9階「イベントスペース」で、第2期は3月5日~14日まで丸井錦糸町店3階「イベントスペース」で開催。
また、「+Coffee」の原料となるコーヒーごみの提供と、できあがった「+Coffee」を販売するカフェ・喫茶店を4月1日から、新規に10店舗募集中。問い合わせは(メール)info@en-no-ki.comへ。
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