日本酒の未来へ種をまく 山田錦の稲作体験イベント開催 丸本酒造2021年4月19日
岡山県浅口市でドメーヌ蔵として酒造りをしている丸本酒造(株)は5月9日、自社栽培を行う同酒蔵の田んぼで酒米の種まきイベント開催。年々消費量が減る日本酒業界を守り、より日本酒の良さを体感してもらえるイベントとして実施する。
酒米の田んぼ。右奥が丸本酒造
種まき体験イベントは種まきだけでなく、今後は田植えから稲刈りまで開催予定。農業体験や自然と触れ合いたい人におすすめで、当日はおにぎりのふるまいなど感染症対策をした上で参加と蔵人が一緒に楽しむ。同イベントは、コロナ禍の影響で消費量が落ちる日本酒の良さと同社の米から作るこだわりを知ってもらおうと企画。農業に関わる若者が減る中、少しでも関心を持ってもらうことめざしている。
酒造りをする酒蔵のお米で納得の酒造りをするため、約30年前から自社で酒米の山田錦の栽培を始めた同社。現在はすべての田んぼの土壌分析、さらに収穫されたお米を製造工程(麹米・掛け米)ごとに使い分けて、酒を造っている。
杜氏は、農薬や肥料で育つのでなく、その土地が持つ力のみで育つ力強いお米こそ酒造好適米として真の姿になりうると考え、「オーガニックこそ、お米が持つ本来の味を出せる」と話す。土壌の栄養だけで栽培することで、その土地の自然を農薬や化学肥料から守ることもできるとしている。
田植えイベント概要
<田植えイベント概要>
名称 :日本酒の未来を守るためにお酒の種をまこう!~酒米の種まき編~
日時 :5月9日8:30~12:00(最終解散15:00)
場所 : 丸本酒造
定員数 :約15人
参加方法 :フォームから予約・電話で申込み
申し込み期限:4月30日まで
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略 現在の技術で実現可能でしょ(4)2024年4月20日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(7)【防除学習帖】 第246回2024年4月20日
-
土壌診断の基礎知識(16)【今さら聞けない営農情報】第246回2024年4月20日
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日