コロナ禍に農福連携で挑むCF 日本酒「出世男 金の鳩」実施2021年4月23日
福祉プロデュース事業を運営する(株)ふくのこ(大阪府堺市)は、コロナ禍に農福連携で日本酒づくりに挑戦する「金の鳩プロジェクト」を実施。4月からクラウドファウンディング「CAMPFIRE」のプロジェクトを始め、5月30日まで支援を募っている。

クラウドファンディングでは、大阪府堺市の就労支援施設「ヤオヨロズヤ」の障がい者と共に育てた無農薬の酒米を用い、江戸時代から続く奈良県橿原市の老舗酒蔵、河合酒造と共に取り組む日本酒「出世男 金の鳩2021」をリターンとして送る。
ヤオヨロズヤは、症状や障がいなどで一般的な雇用契約を結ぶことが難しい人が、それぞれの体調やペースを考慮しながら働ける場として、農業、八百屋、カフェ、よろず相談事業をしており、子どもからお年寄りまで気軽に遊びに来れるカフェ兼仕事場スペースを運営。2020年度は、新型コロナウイルスの影響で、 イベントの中止や販売先の休業・縮小など、就労支援事業所で製造・販売している商品の販路が少なくなり、利用者の給料・工賃が減額されている状況が続いている。
「金の鳩」プロジェクトでは、農福連携による日本酒づくりに取り組み、今回、日本酒「出世男 金の鳩」の完成に伴い開始。障害のあるメンバーが地域の子どもたちと田んぼで交流しながら、4月の種まき、5月の田植え、7月、8月は雑草取り、水撒き・水管理を経て、10月秋の稲刈りまで丁寧に作業した。
同社は日本酒づくりの中で、「障がいのある人」が支援される人ではなく、その強味を生かして農業分野で活躍し、自信や生きがいを持って社会とつながりをつくれること を日本酒「出世男 金の鳩」とともにメッセージとして社会に届けていく。
リターンは、「2021年「出世男 金の鳩」純米吟醸酒720ml 1本」、「出世男 金の鳩+堺市注染手ぬぐいセット」など5000~30万円まで揃えている。
また、キックオフイベントとして、日本とイタリアを日本酒でつなぐオンラインイベント「ソーシャルディスタン☆酒(シュ)」を開催。イタリア輸入ディーラーも参加し、大阪府堺市の百舌鳥八幡宮の御神酒「金の鳩」を継承する新たなまちづくりの取り組みとして注目を集めている。
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