40本限定 銀座の屋上育ちの酒米で造った純米大吟醸酒発売 白鶴2021年5月31日
白鶴酒造株式会社は6月9日、東京・銀座の同社屋上にある白鶴銀座天空農園で育てた酒米「白鶴錦」100%で仕込んだ純米大吟醸酒「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」を40本限定で発売する。
銀座の屋上で酒米作りの様子
白鶴銀座天空農園は、銀座から日本酒文化の情報発信をしようと、2007年にプロジェクトを立ち上げ、東京支社(中央区銀座)の屋上で自社開発酒米「白鶴錦」の栽培を始めた。当初、大都会のビルの屋上での米栽培は難しいという声があったが、2008年には田圃を造成し、米の品質向上に取り組み、2013年から同農園で収穫した「白鶴錦」のみで仕込んだ商品を限定で発売している。
白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦
新型コロナウイルスの影響で、今シーズンの田植えから稲刈りまでの作業は、感染予防対策をしながら社員を中心に行った。梅雨が長く雨が多かったこともあり生育が心配されたが、例年通りお盆明けには出穂を確認。9月、10月には収穫前の大切な時期に台風が襲来したが、雨に備えて水量を調整したり、ネットやロープを活用したりすることで「白鶴錦」を守り抜いた。また、シーズンを通して日照不足で、収量が十分に確保できるか心配されたが、無事に籾付きで50キロの米を収穫。今年度も9年連続の2等を獲得した。
収穫された玄米は、精米歩合50%まで磨いた後、神戸にある同社の蔵で、すべて手作業で仕込んだ。わずか15キロほどの貴重な白米を、一粒も無駄にしないよう細心の注意を払いながら、小さな100リットルタンクで約2か月かけて醸した。搾り機から出てきたお酒は華やかでさわやかな味わいで、納得いくもの仕上がったという。販売本数は40本限定で5900mlで1万円(税別)。IMADEYA GINZA SIX店、銀座三越、小泉商事、松屋銀座本店で販売。
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