馬耕によるテロワール日本酒「田人馬」IWC2021のSAKE部門で銀賞受賞2021年6月9日
津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町)は6月7日、三馬力社(新潟県中魚沼郡津南町)と始めた馬耕による日本酒造りプロジェクトの第1作目となる純米吟醸酒「田人馬(白)」が世界最大規模のワイン品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」2021のSAKE部門で銀賞を受賞したことを発表。同商品は6月8日に同社オンラインサイトで発売された。
テロワール日本酒「田人馬(TA-ZIN-BA)白」
「IWC」は毎年ロンドンで開かれる世界で最も権威のあるワインコンテストで、厳格な審査プロセスにより、すべてのワインがブラインドで評価される。IWCの審査チームには、国際的なワイン業界の専門家やインフルエンサーなどがコンテストに参加する52のワイン生産国から最高品質のワインを見つけている。「田人馬(白)」は6月8日の発売を前に、銀賞を受賞した。
馬搬、馬耕などを生かした農林畜産業の技術研修・指導と実践、普及啓発活動を行う三馬力社(さんばりきしゃ)は、地域と資源の特長を生かした事業支援により、伝統技術の継承発展と持続可能な社会に寄与することをめざし、生産物の加工流通、酒の製造販売、馬の調教・売買・レンタルなどの事業を手がけている。
「田人馬」は、馬搬・馬耕の技術を継承する数少ない馬方である岩間敬氏を中心に、新潟県津南町で2020年春から始めた馬耕による日本酒作りから生まれた日本酒。馬が人とともに田畑を耕し、その土地の草を食み、馬糞は肥料となって田んぼに還る。田・人・馬が三位一体となって育てた無農薬の酒造好適米「五百万石」を使い、日本の原風景の素晴らしさと伝統文化を世界へ届けることをめざした。
ワインの世界では、地の味を最大限に活かす土壌を「テロワール」と呼ぶ。「田人馬」は、山水の恵みを受け、馬耕を繰り返すことで土本来の味わいを蓄えた土壌である"ジャパニーズ・テロワール"から生まれたお米の特徴を活かして作られている。720mlで11万円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日