滋賀県産大豆「たまほまれ」にイソフラボン「ダイジン」のコラーゲンなど増加効果を発見2021年6月22日
ノエビアグループは、健康や美容への効果が報告された有用素材、大豆イソフラボンの一種である「ダイジン」がコラーゲンとエラスチンを産生し増加させる効果を発見。また、滋賀県産大豆「たまほまれ」に「ダイジン」が多く含まれることを明らかにした。同研究成果を6月25日~27日に開かれる「第21回日本抗加齢医学会総会」で発表される。
12種類の大豆イソフラボンにおける1型コラーゲンの発現変化
大豆イソフラボンは女性ホルモン様作用を持つことが広く知られており、健康食品や化粧品など、様々な分野で利用されている。シワに対しては、大豆イソフラボン摂取での改善効果が報告されている。
大豆には12種類のイソフラボンが含まれるが、それぞれのイソフラボンの具体的な機能について解明されていなかった。同社は今回、肌の弾力に関わり、シワの予防効果が期待できる大豆イソフラボンの解析を行ったところ、「ダイジン」が肌の弾力に関わる1型コラーゲンを増加させる効果を発見。12種類の大豆イソフラボン(A~L)を皮膚線維芽細胞に添加し、肌の弾力に関わる1型コラーゲンの発現変化を解析した。その結果、「ダイジン」が最も1型コラーゲン増加効果を持つことが分かり、「ダイジン」が肌の弾力に関与することが示された。
また、「ダイジン」のシワ予防への機能について、肌の弾力に関わる3型コラーゲン、エラスチン及びこれらの機能発揮に重要なリシルオキシダーゼの増加効果を調べた結果、「ダイジン」がこれらの遺伝子発現も増加させることが明らかになり、「ダイジン」が肌の弾力を増加させ、シワを予防する可能性が示された。
研究ではさらに、大豆に含まれるイソフラボンの中で「ダイジン」の高いコラーゲンとエラスチン増加効果を発見。「ダイジン」が肌の弾力を増加し、シワを予防する可能性が示唆された。また、「ダイジン」は滋賀県産大豆「たまほまれ」に多く含まれることも明らかになった。今回の研究から、大豆イソフラボン「ダイジン」にシワを予防する効果が期待されることから、同社は今後、研究成果を化粧品の開発へ応用する。
55種類の大豆のダイジン含有量
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