食料廃棄を地元の放牧豚へ活用 餃子など加工品として発売 渥美フーズ2021年6月25日
株式会社渥美フーズ(愛知県田原市)は、グループの食品スーパー6店舗とレストラン1店舗から排出される年間18トンの食料廃棄物の一部を地元の放牧豚の餌として活用し、フードロス削減とゴミ減量を実現。その放牧豚から作った第一弾商品として7月1日、「あつみで育てたどうまい餃子」を発売する。
ニノ谷農園の放牧豚
同取り組みでは、契約農家から仕入れた野菜や国産素材を使った惣菜やパン、調理過程で出る端材やまだ食べられる売れ残りのおかずをニノ谷農園(愛知県田原市)に提供。同農園は、自園で農薬を使わずに育てたお米と一緒に炊いて放牧豚に餌として与えて育てている。
渥美フーズは、このニノ谷農園の放牧豚を使った加工品の第一弾として、「あつみで育てたどうまい餃子」を発売。食材には渥美どろんこ村(愛知県田原市)の有機キャベツ、國松本店(愛知県豊橋市)の濱納豆を使い、製造は、株式会社さくらFOODS(愛知県豊橋市)に委託した。
ニノ谷農園で、通常180日で出荷する豚を倍の400日弱かけて育てる豚は旨味があり、有機キャベツの甘さ、餃子にコクを与える濱納豆が加わり、化学調味料を使わずに素材の美味しさが味わえる餃子に仕上がった。初回製造分の1000袋は、フードオアシスあつみ、ビオ・あつみエピスリーの全店、道の駅とよはし食彩村、あかばねロコステーションで7月1日から販売開始。今後は、ニノ谷農園の放牧豚を使った焼売、小籠包などの加工品を販売予定。「あつみで育てたどうまい餃子」は18個入りで980円(税別)。
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