長野県松本市と食品ロス削減に向けた連携協定を締結 クラダシ2021年7月14日
社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営する株式会社クラダシは7月13日、長野県松本市と食品ロス削減に向けた連携協定の締結を発表した。
連携協定を結んだクラダシの関藤竜也社長(左)と松本市の臥雲義尚市長
同社は、食品の賞味期限の切迫や季節商品、パッケージの汚れやキズ、自然災害による被害などの要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、「KURADASHI」で販売することでフードロスの削減に取り組んでいる。
一方、松本市は全国に先駆けて平成22年度から食品ロス削減の取り組みを進めており、乾杯の後の30分間とお開き前の10分間は自分の席について料理を楽しむことを呼びかける「残さず食べよう!30・10運動」発祥の地。2021年にはさらに食品ロスを削減していくために「松本市食品ロス削減推進計画」を策定した。
両者は、環境省の「令和2年度地方公共団体における食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業」で、松本市におけるフードシェアリングサービス導入の効果検証を実施。令和2年度の導入により、食品ロス削減への効果が実現されたため、この度連携協定を締結し、食品ロス削減へ向けさらなる取り組み強化を図る。
連携協定の内容は、(1)松本市民や地域企業に対する食品ロス削減の啓蒙・啓発活動、(2)「KURADASHI」を活用し、市内の食品メーカー等で廃棄される食品を販売、(3)地元特産品の購買促進など地域企業の支援、(4)災害の被害を受けた食品の支援、(5)フードバンク活動の支援。また、今後の取り組みとして、市内の事業者に向けたKURADASHI導入セミナーの実施や、松本市内で実施するイベントに、クラダシのブース出店などを予定。
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