余った農産物を東武池袋駅で販売 JA埼玉中央、東武鉄道など産官学協定締結2021年8月3日
東松山市、東武鉄道株式会社、JA埼玉中央、大東文化大学、株式会社コークッキングの5者は8月2日、産官学連携で「東松山市まち・ひと・しごと創生に関する協定」を締結。食品ロス削減に向けて、余った農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売する「TABETEレスキュー直売所」の実証実験を経て本格運用を開始する。
「TABETEレスキュー直売所」で産官学が連携協定
「TABETEレスキュー直売所」は、JA埼玉中央の直売所で余った農産物を東武東上線森林公園駅から列車で輸送し池袋駅で販売する取り組み。同協定は、農産物の食品ロス削減の取り組み、学生への学びの場と就業機会の提供によるSDGsの実践と、各者のPRを目的として「TABETEレスキュー直売所」を実施する。
今回の取り組みでは、東松山市が連携を調整。東武鉄道は鉄道輸送と販売スペース貸し出し、JA埼玉中央は農産物を提供する。また、大東文化大学は大学生の募集と調整、コークッキングは「TABETEレスキュー直売所」を運営する。
東松山市は、東武東上線で池袋駅まで最短44分の立地にありながら、自然が多く残り農業が盛ん。沿線の東松山市、小川町など1市7町1村から成るJA埼玉中央管内は、平坦地域では、米、麦、イチゴ、イチジクの生産が盛んで、県内でも有数の米どころとなっている。また、丘陵地域では、住宅化が進むなか米、麦、花き、のらぼう菜などの農産物が生産され、山添地域は、和紙、木工など地場産業が中心で、特産物としてクジャクソウ、花桃などが生産されている。同JAは「世界中で注目されているSDGsを達成するためのプロジェクトに携われることを嬉しく思う」とコメントしている。
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日