熊谷市で「夏に強い」大型水耕栽培プラント稼働 グリングリン2021年8月18日
夏の暑さで全国的に知られる埼玉県熊谷市で営農する株式会社グリングリンは7月14日、約900坪の夏に強い大型水耕栽培プラントを稼働し、ベビーリーフなどの生産を始めた。
夏でも赤く色づく赤しそ
夏の猛暑や豪雨による水害、大雪など、野菜の生産現場で異常気象は大きなリスク。同社は、野菜の安定供給を続けるため、これらの対策ができる設備を複数導入した水耕栽培プラントを新たに稼働した。
夏の高温対策としては、室内換気システムによりハウス内室温の換気・冷却を徹底。大型の冷水チラー(冷却水循環装置)で栽培溶液を冷却するとともに、現ハウスの2倍容量の冷蔵保管庫を設置。出荷前の野菜を効率的に冷却している。また、冬の低温対策としては、大型のボイラーを4台設置し、厳冬期の凍結などを防ぎ、栽培溶液の水温を上げる大型昇温ボイラーを導入するなど野菜の成長を促進・安定させる。
年間を通しての対策として新しい水耕栽培プラントは、強力な栽培溶液循環ポンプにより、溶液と酸素の供給量を増幅しており、野菜のより確かな成長を見込んでいる。また、ハウスの開閉部すべてに、防虫ネットを設置。ハウス外部からの害虫侵入をできる限り防いでいる。さらに、温度センサー、雨滴センサー、日射センサーによりハウス内温度・湿度を自動でコントロールすることで、野菜の生育により良い環境を保つことができる。
同プラントでは、スイートバジル、春菊の栽培・出荷を新たに開始。新設備を導入により、年間を通して野菜のクオリティ向上、安定生産をめざす。また、現在の野菜生産量の約1.5倍〜2倍の生産量を見込んでいる。
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