フードロス削減・循環型農業の実現へ 石垣市、ロート製薬、クラダシが連携協定を締結2022年1月26日
フードロス問題の解決に取り組む社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営する株式会社クラダシは、沖縄県石垣市、ロート製薬と3者で「石垣市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」を締した。
連携協定を締結したロート製薬の山田邦雄会長、石垣市の中山義隆市長、クラダシの関藤竜也社長(左から)
クラダシは、地域経済の活性化や社会発展にも取り組み、社会貢献活動を行うために創設した「クラダシ基金」を活用し、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を実施。地方創生やフードロス問題に興味がある学生を、人口減少・少子高齢化により人手不足に悩む地方農家へ派遣している。
一方、ロート製薬は、食事業において、2013年にアグリファーム事業部を立ち上げ、グループ会社である農業生産法人・有限会社やえやまファーム(沖縄県石垣市)で畜産・農産、加工販売を通して循環型農業、六次産業化に取り組んできた。石垣島の自然と共存し、家畜の糞尿からたい肥を作り、野菜や果物を栽培。それをまた家畜の飼料にする循環型農業を通じて、石垣島の環境にもやさしく、一人ひとりの健康に食から貢献することを目指している。
石垣市は、2020年8月に策定された「石垣市SDGs未来都市計画」で、観光客や市外在住者向けの石垣ブランド商品だけでなく、市民向けの農産物の生産と流通の推進、地産地消の普及啓発、給食での活用に向けた生産体制を構築。台風など厳しい自然環境に対してもレジリエントな農業生産体制の構築等により、農産物生産額の向上を図ることを定めている。
農業や地域の抱える課題の解決に取り組む3者が連携することで、フードロス削減や循環型農業の実現を目指し、石垣市にてそれぞれが持つリソースを最大限に活かした取り組みを推進。第一弾の取り組みとして、7月に、未収穫残となっている作物の収穫支援によるフードロスの削減や関係人口の増加、地域の魅力PRなどを目的に、やえやまファームで栽培された、日本で唯一の農薬を使わない有機パイナップルの収穫を行う社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の実施を予定している。
重要な記事
最新の記事
-
果樹産地消滅の恐れ 農家が20年で半減 担い手確保が急務 審議会で議論スタート2024年10月23日
-
【注意報】野菜、花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米③ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
【クローズアップ】数字で見る米④ 委託販売と共同計算2024年10月23日
-
千葉県で高病原性鳥インフルエンザ 今シーズン国内2例目2024年10月23日
-
能登を救わずして地方創生なし 【小松泰信・地方の眼力】2024年10月23日
-
森から生まれた収益、森づくりに還元 J‐クレジット活用のリース、JA三井リース九州が第1号案件の契約交わす2024年10月23日
-
食品関連企業の海外展開に関するセミナー開催 関西発の取組を紹介 農水省2024年10月23日
-
ヒガシマル醤油「鍋つゆ」2本付き「はくさい鍋野菜セット」予約販売開始 JA全農兵庫2024年10月23日
-
JAタウン「サンゴ礁の島『喜界島』旅気分キャンペーン」開催2024年10月23日
-
明大菊池ゼミ・同志社大上田ゼミと合同でマーケ施策プロジェクト始動 マルトモ2024年10月23日
-
イネいもち病菌はポリアミンの産生を通じて放線菌の増殖を促進 東京理科大2024年10月23日
-
新米「あきたこまち」入り「なまはげ米袋」新発売 秋田県潟上市2024年10月23日
-
「持続可能な農泊モデル地域」創出へ 5つの農泊地域をモデル地域に選定 JTB総合研究所2024年10月23日
-
「BIOFACH JAPAN 2024」に出展 日本有機加工食品コンソーシアム2024年10月23日
-
廃棄摘果りんご100%使用「テキカカアップルソーダ」ホップテイスト新登場 もりやま園2024年10月23日
-
「温室効果ガス削減」「生物多様性保全」対応米に見える化ラベル表示開始 神明2024年10月23日
-
【人事異動】クボタ(11月1日付)2024年10月23日
-
店舗・宅配ともに前年超え 9月度供給高速報 日本生協連2024年10月23日
-
筑波大発スタートアップのエンドファイト シードラウンドで約1.5億円を資金調達2024年10月23日