地元ブランド米で「GI利根沼田」認定の日本酒3種を発売 永井酒造2022年2月16日
永井酒造永井酒造(群馬県利根郡川場村)は2月1日、川場村産ブランド米「雪ほたか」を使い、地域の風土と結びついた特産品を保護する地理的表示「GI利根沼田」の認定を受けた日本酒3種を2022年に発売した。
日本酒のGI認定を受けた利根沼田地域
GIは地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度。同社は、GI指定を取得するにあたり、利根沼田地区から生まれる日本酒は、この土地でしか造れないオリジナリティを守り、世界に通用する地域ブランドとして成長させようと厳しい生産基準を設定。地域の水や風土を生かした酒造りである上、ヨーロッパにおけるワインの厳しい基準に匹敵する、 日本酒においては他に例がないほどの高い基準を設けた。
「GI利根沼田」は2021年1月22日に指定を受けた日本酒における「白山」、「山形」、「灘五郷」、「はりま」、「三重」に続く6例目の日本酒GI。同社を含む土田酒造(川場村)、大利根酒造)(沼田市)、永井本家(沼田市)の4蔵がGI利根沼田協議会によって申請された。
「GI利根沼田」の認定を受けたスパークリング、 純米大吟醸酒、デザート酒の日本酒3種
GI利根沼田は、酒質の特性では、色沢、香り、味わいが具体的に表記されており、利根沼田地区内で栽培された「雪ほたか」「五百万石」「コシヒカリ」のみを原料米とする。また、 この地域の豊富な軟水と特定の酵母のみで醸造するなどの規定が盛り込まれている。GI生産基準の中に「ビンテージ」の表記を可能とした点においても画期的な日本酒GI指定となる。
今回、永井酒造がGI認定を受けた日本酒は、全て川場村産ブランド米「雪ほたか」を100%使用したスパークリングの「MIZUBASHO 雪ほたか AWA SAKE」と、「同 純米大吟醸」、「同 Dessert Sake」の3種。
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