福農一体事業 名古屋市で「しいたけ栽培」を開始 アグリンクス2022年2月28日
株式会社アグリンクス(岐阜県高山市)と就労継続支援B型事業所のゆめネット(愛知県名古屋)は、「福農一体」である農福連携事業の一環としてしいたけ栽培事業を始める。

アグリンクスは、2021年から始まったゆめネットとの業務提携で、農産物の袋詰めやパッケージシール貼りの作業委託から開始。「どの作業を」「だれに」「どれくらい」と細分化することで、業務範囲の可能性を拡大してきた。この取り組みでは、福祉施設の利用者が主体となり、農業で高収益を目指しながら、賃金アップ可能な環境づくりを行うことで、利用者の自信や意欲向上に繋げていく。福祉施設の利用者と一体となって取り組むことから、「福農一体」と呼んで挑戦している。
新たに始めるしいたけ栽培事業は、名古屋市港区にある2000平方メートルのほ場で開始。農産物の生産から出荷まで、一体となって行い、生産されたしいたけやその他農産物は、名古屋市内のスーパーで販売を予定している。
しいたけ栽培の様子
「福農一体」事業は、食料生産という「食」を支える役割を担い、食品残渣を利用した循環型自然農法で栽培。農業と福祉が良きパートナーとして、一体となって取組みを進める。福農一体事業により、ゆめネットの利用者月額平均賃金をアップすることができた。2022年はさらに2倍の賃金目標を目指す。
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