横須賀市と「防犯協定」及び「地域の見守り活動に関する協定」締結 パルシステム神奈川2022年3月14日
生活協同組合パルシステム神奈川は3月17日、横須賀市役所で同市と「防犯協定」および「地域の見守り活動に関する協定」の締結調印式を実施。また、同市内谷戸地域の買い物不便を解消するため、同地域への配達を始める。
届け先までの距離や階段の段数に関わらず個人宅まで配達
パルシステム神奈川は、2030年ビジョンのテーマに「だれもが認めあい、ともにいきる地域づくり」を掲げており、この協定締結により、横須賀市の活動に参加。地域住民の福祉の向上や安心して暮らせる地域づくりに取り組む。
谷戸地域での商品受け取り拠点「ステーションパル」
その取り組みとして、宅配生協の強みを生かした見守り活動を実施。食品や生活用品を組合員宅へ週1回、決まった曜日・時間にほぼ同じ配達職員が届ける宅配事業は、「先週届けた商品がそのまま残っている」「いつも商品を受け取る組合員が出ない」など、配達時のちょっとした異変にも気がつきやすい。すでに、同組合と神奈川県は、「地域見守り活動に関する協定」を締結しており、配達先組合員宅での異変や路上で困っている住民を発見した場合、自治体や警察・消防に通報するなど、見守り活動の実績がある。
同組合の横須賀市における取り組みとしては、2021年4月に三浦半島地域での配達拠点「横須賀センター」を市内山科台に移転新設。災害用水洗トイレやかまど型ベンチを設置するなど、災害時に地域住民の支援に役立てる設備を設けている。
また、これまでは、道幅が狭く配達車両の駐車スペースの確保が難しい地域や傾斜が急で段数の多い階段が続く横須賀市の一部地域への配達は行っていなかったが、横須賀市の谷戸地域で配達を要望する声にこたえ、同地域の一部で2020年から個人のカフェのや個人宅の一部に複数の組合員の商品を配達し、組合員が商品を受け取る「ステーションパル」のサービスを開始。その後、ステーションパルの取り組みを発展させ、2021年から通常手数料に100円の上乗せを上限として、配達先までの距離や階段の段数に関わらず個人宅までの配達を始めた。
現在は市内の汐入町、坂本町、東逸見町(一丁目)、不入斗町、富士見町、佐野町、三春町を対象として76世帯で利用されている。今後は、この7地域に加え、谷戸地域の配達エリアを適時拡大し、横須賀市全域で配達事業を展開する予定。
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