Elopakとオセアニア地域のライセンス契約を締結 日本製紙2022年4月7日
Elopak ASAと日本製紙株式会社は、2022年3月29日にライセンス契約を結び、Elopakが世界各地で展開するチルド用液体紙容器Pure-Pak®のラインナップを日本製紙が順次生産・販売を行い、オセアニア地域に導入することで合意した。
日本製紙は、「木とともに未来を拓く」とのスローガンを掲げ、人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指し、紙製パッケージの分野に力を入れている。「紙でできることは紙で。」を合言葉に、再生可能な資源である「木」から生まれた紙容器の可能性を追求し、様々な提案を行っている。Elopakは、容器包装および充填機器の世界的な大手サプライヤーであり、プラスチックボトルに代わる自然で便利な代替製品を提供する持続可能な包装ソリューションを提供している。
今回締結した契約は、今後も人口増加と内需が増え続けることが見込まれるオーストラリアを中心としたオセアニア地域で、両社の技術力やイノベーションを活用し、チルド液体飲料におけるプラスチックから紙容器への転換を推進し持続可能なパッケージング・ソリューションの需要に応える。両社は長年にわたり緊密な取引関係にあり、2016年3月には日本市場向け口栓付新形状容器に関するライセンス契約を締結するなど、30年以上にわたり両社の関係は深い。Elopakが2021年6月にオスロ証券取引所に上場した際、日本製紙は株式資本の5%に相当する株式を取得し、2022年1月に包括的協業に関する覚書を締結した。
両社は共に、国連グローバル・コンパクトのメンバーで、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を開発戦略に組み込んでおり、それぞれ持続可能な森林経営への貢献や紙製品のリサイクル向上にも貢献している。今回の協働は、こうしたサステナビリティとイノベーションに対する両社の共通の責任の上に成り立っている。
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