ドイツ「ベルリナー・ワイン・トロフィー」で「GI山梨」ワインが初の金賞受賞2022年4月11日
盛田甲州ワイナリー(山梨県甲州市)は、ドイツのベルリンで2月に開かれた国産ワインコンクール「ベルリナー・ワイン・トロフィー 2022」(BWT)で、「GI(地理的表示)山梨」を取得した『シャンモリ 山梨 甲州2021』が日本ワインとして初の金賞を受賞した。
甲州市勝沼町の盛田甲州ワイナリー
「ベルリナー・ワイン・トロフィー」(BWT)は、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)が後援する、限られたコンクールの1つ。醸造技術者の国際的な連盟であるUIOE(国際エノログ連盟)からも審査員が派遣され、OIVの厳格な規定に準拠して審査や受賞基準が定められるため、ワインコンクールの最高の評価の一つとされている。
またBWTは、冬と夏の部を合わせて約1万5000品が出品される世界最大級のコンクールで、日本ワインのBWT金賞受賞は、今回の『シャンモリ 山梨 甲州2021』が初めて。
地理的表示(GI)制度は、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついた産品について、産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度。
ぶどう酒(ワイン)については「山梨」が第一号として2013年7月16日、国税庁によって認められた。
シャンモリ 山梨 甲州2021
今回金賞を受賞した『シャンモリ 山梨 甲州』は、この制度発足に合わせて2014年6月に発売を開始。地理的表示(GI)山梨に定められた甲州ワインとしての生産基準「穏やかな味わい」「フルーティーな柑橘系の酸味」を持ちながら、豊かな香りとフレッシュな果実味がある。2018年ヴィンテージが、イギリスで開かれた世界最大級のワインコンクール、デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2019で金賞を受賞するなど、これまでに日本、フランス、イギリスの国際コンクールでも金賞を受賞しており、今回のBWT金賞受賞で4か国目の受賞となる。
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