商工農福連携ビジネスモデルの確立へ 新会社「八天堂ファーム」設立 八天堂HD2022年5月27日
八天堂ホールディングスは、「農福連携」を主力事業に「商工農福連携」のビジネスモデルの確立をめざす新会社「株式会社八天堂ファームを5月26日に設立した。

同社が「商工農福連携」に取り組むのは、八天堂HD代表取締役の森光孝雅氏の福祉と農業に対する想いと使命感に始まる。森光氏は、事業を営む中で廃業の危機を経験した時期に、障がいを持つ子ども向けの「パン作り教室」で、喜ばれたことが何よりも励みになり、「食」を通して役に立てることに勇気づけられたという。また、くりーむパン事業を全国に展開する中で各地を訪れた際、高齢化で耕作が継続できない放棄地の増加や、収穫された生産物が様々な理由から出荷されずに廃棄されるなど、農業領域の課題に触れ、約5年前から福祉関連事業として就労支援や、農福連携に取り組んでいる。
事業イメージ
新会社ではこれまで培った経験を元に、民間企業として1次産業「農」と3次産業「商」を担いながら、2次産業「工」は八天堂や他メーカーと連携し、販売型プラットフォームを確立。「農福連携」に持続可能な利益循環構造を構築することをめざす。
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