せっけん類の原料・包材を環境に配慮した規格に変更 生活クラブ2022年6月22日
生活クラブ連合会は、7月4日の配達分から、「洗濯用粒状せっけん」「洗濯用無添加せっけん(針状)」「洗濯槽用クリーナー」の3商品で原料の脂肪酸の一部をパーム油由来のものから廃食用油由来に変更する。
より環境に配慮した規格に切り替える「洗濯用粒状せっけん」、
「洗濯用無添加せっけん(針状)」、「洗濯槽用クリーナー」(左から)
生活クラブは、使う人や自然のことを第一に考え、手肌や環境への負荷が少ないせっけんを扱っている。原材料についても環境や資源をより大切にしたものにするため、生活クラブのせっけん類を生産するヱスケー石鹸と相談を重ねてきた。ヱスケー石鹸は、業務用製品で廃食用油を活用したせっけんづくりに実績がある。このノウハウを生かし、パーム油由来原料の一部を廃食用油を精製した脂肪酸に切り替えることとなった。
パーム油はアブラヤシからとれる植物油で、用途が広いのが特徴。食品や洗剤、燃料など、身の回りのさまざまな製品に使われる一方、その需要の高まりによる急速な農園開発に伴う生産体制に課題が指摘されることもあった。
3商品の原料変更により、パーム由来原料の使用量は年間で約37万トンから約21万トンとなり、2020年度ヱスケー石鹸から生活クラブへの総出荷量での試算によると、約43.3%の削減が可能となる。また、従来品と変わらない洗浄力を維持していることも確認している。
パッケージの変更でプラスチック使用量を削減
これに伴い、パッケージをコンパクトにし、従来品に対しプラスチック使用量を削減。その結果、年間で約720キロのプラスチックの使用量を削減することとなった((2020年度受注実績での試算) 。さらに、包材原料の一つとして使用しているペット樹脂原料の80%をリサイクル原料に変更した。
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