沖縄産ラム「ONERUM」第4弾 粟国島の黒糖「AGUNI ISLAND RUM」数量限定で発売2022年6月23日
泡盛づくりの技術を再構築し、沖縄のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM(ワンラム)」は、第4弾として、粟国島の黒糖を使用したラム「AGUNI ISLAND RUM(アグニ アイランドラム)」を開発。6月27日から沖縄で先行発売し、7月7日から全国の取引先で随時発売する。初回800本限定でリリース予定。
同プロジェクトを主宰する沖縄の酒造所、瑞穂酒造(沖縄県那覇市)は、170年余の泡盛の歴史の中で、先人から受け継がれてきたフロンティアスピリッツのもと、人、自然、微生物と共生しながら、沖縄ならではの酒造りに挑戦してきた。
ONERUMの取り組みのひとつであるSingle Island Series(シングルアイランドシリーズ)は、離島8島でつくられている黒糖を使用。各島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の個性を引き出したラムを開発している。
シリーズ第4弾の「AGUNI ISLAND RUM」(500ml、4290円・税込)は、青りんごやハチミツのような、爽やかで華やかな香りと、クリームの様な甘い風味、クリアな飲み口が特徴的で、余韻はすっきり。ほのかに焼きたてのパンやアプリコットのニュアンスも感じられ、アルコール度数を感じさせないほど、口当たりや余韻のキレが良い。
シンプルなソーダ割りやトニック割りでは、すりおろしたりんごの様なフレーバーが広がり、ロックでは、アップルパイのニュアンスが現れ、シナモンとの相性も抜群。こうした特徴を生かし、同商品とりんごジャムでつくるハイボールに、シナモンで仕上げるカクテルは、おすすめのレシピ。カンパリ、ベルモット、マラスキーノなどリキュールとの相性も良く、オリジナルのカクテルを楽しめる。
8つの島の「沖縄黒糖」(出典:沖縄県黒砂糖協同組合)
◎ONERUM PROJECT
瑞穂酒造は2020年11月、先人たちが受け継いできた伝統的素材のさとうきびを主原料とした「ラム」をつくるプロジェクトチーム「ONERUM」を始動。生産農家、大学、研究機関、酒類の従事者が一丸となり、ラムの開発をはじめ、さとうきびの品種や産地、製糖方法、そしてラムの新たな楽しみ方などを探究している。
沖縄の偉人である儀間真常氏の功績により広まったといわれ、400年の歴史を誇る沖縄のさとうきびは、沖縄の各所で作られている。また、さとうきびから黒糖をつくる製糖工場が、沖縄県では離島8島(粟国島、伊江島、伊平屋島、西表島、小浜島、多良間島、波照間島、与那国島)にある。
同プロジェクトでは、さとうきびと、これら離島8島の風土や生産方法の違いから生まれる黒糖の、2つの原料に着目し、シングルアイランドシリーズ、ブレンデッドアイランズシリーズ、ワンアイランドシリーズの、3種のシリーズを展開。特にワンアイランドシリーズでは、自社ファームでさとうきびを栽培し、品種から研究しラムに適したさとうきびを探索している。
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