SDGs「生活クラブ2030行動宣言」新たに3つの課題解決に挑戦 生活クラブ2022年6月27日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、SDGs達成に向けた取組みとして「生活クラブ2030行動宣言」を6月23日に開かれた第33回通常総会で採択した。
生活クラブは2020年、「第一次 生活クラブ2030行動宣言」を策定し、SDGsの理念に通ずる7つの目標と、SDGsにとどまらない生活クラブ独自の目標の計8つの重要目標を掲げた。第一次宣言以降、実現に向けて数値目標を設定し、年度ごとに評価して進捗を確認しながら新たな課題の検証。このほど、世界的・社会的ニーズから、「第一次 生活クラブ2030行動宣言」にさらに3つの新しい重要な目標を追加し11の重要目標に統合した。新たな目標は「重要目標4 気候や災害への危機対策」、「重要目標9 ジェンダー平等と多様な働き方の実現」、そして「重要目標10 他団体と連携した環境保全」の3つ。
生活クラブは、1968年に協同組合として設立以来、食を通して安全や健康、環境への配慮を追求。2015年4月からは、「サステイナブルなひと、生活クラブ」をスローガンに掲げ、限りある資源を循環させ、自給する活動に取り組んできた。現在では、共同購入活動だけでなく、生産者や関係者と協力し、地域を超えて循環と共生の輪を広げるため、ローカルSDGsを推進。食の安心安全の追求、国内自給力アップへの取組み、再生可能エネルギーの普及など持続可能な社会の実現に向けてさまざまなことを実践している。新たに掲げた3つの課題は、今後の社会づくりにおいて実現すべき課題として、目標達成に向けた数値を明確に位置付け、具体的な事業と活動をすすめていく。
◎新たに加わったSDGs3つの目標
■新たな目標1
「社会の存続をおびやかす危機への対策をすすめ、 暮らしと未来を守ります。」
気候や災害などの危機への対策をすすめ、持続的な生産と消費を確かなものとし、人々の暮らしを守る。
<目標チャレンジの例>
・産地との災害時連携
長野県塩尻市や山形県酒田市・遊佐町などと連携
・地震や風水害などへの対策を整備し危機に強い組織づくりへ
■新たな目標2
「ジェンダー平等と多様な働き方を実現します。」
女性のエンパワーメントを強め、誰もが働きやすい職場づくりや社会参加をすすめる。
<目標チャレンジの例>
・生活クラブの組合員数を増やす。組合員を増やし組織としての発言力を持つ。
・働きやすい職場環境の確立。情報技術を活用し、多様な働き方を実現する。
■新たな目標3
「他団体や行政と連携し、 新たな環境保全活動に取り組みます。」
他団体や行政とのパートナーシップを構築し、海洋プラスチック汚染対策やローカルSDGsの取組みを推進する。
<目標チャレンジの例>
・海洋プラスチック汚染対策・クリーンアップ活動や学習会の開催を推進
・ローカルSDGsの取組み。主要産地の地域協議会で行政などと連携する
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