細胞農業・培養肉に関する学術集会「第4回細胞農業会議」開催2022年7月27日
日本細胞農業協会と培養食料研究会は8月29日、細胞農業・培養肉に関する学術集会「第4回細胞農業会議」をオンラインと現地開催で実施する。

細胞農業(セルアグリ)は、従来の家畜や水産資源など動物から生産される食料や資源を、細胞を培養することで収穫する生産方法。今後の人口増加に伴い、持続可能な食の生産体系として注目されており、「培養肉」をはじめ、サーモンやエビなど「培養シーフード」の研究開発も進んでいる。
日本国内で培養肉は、まだ市場に出ていないが、海外では2020年12月にシンガポールで培養鶏肉の販売認可が下りたことを皮切りに、アメリカやイスラエルなどで工業生産設備の開設と販売許認可に向けた動きが活発化。今後規制が確立するとともに社会普及が進むと予想される。
この分野のさらなる技術発展に向けて同イベントでは、培養肉生産技術に関する第一人者で研究者の赤澤智宏氏(順天堂大学 医学研究科教授)、清水達也氏(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所教授)、竹内昌治氏(東京大学 大学院情報理工学系研究科教授)、松崎典弥氏(大阪大学 大学院工学研究科教授)が、研究の最先端について講演。そのほか、細胞農業に関する技術研究、社会科学、ルールメイキングに取り組む研究者・事業者による発表を予定している。
また、フードテック官民協議会「細胞農業CC(コミュニティサークル)」との共催企画として、「代替タンパク質の社会実装に向けた、現状と今後の展望」と題したシンポジウムを一般公開(参加無料)する。
◎「第4回細胞農業会議」開催概要
開催日時:8月29日 9:00~17:30
開催場所:オンライン・オフライン 合同開催※現地参加は、日本細胞農業協会、培養食料研究会の会員のみ

重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日 -
米トレサ法で初の勧告措置 「博多天ぷら たかお」が米産地を不適正表示2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日


































