「浅間山におけるイヌワシ保護増殖事業実施計画」策定に協力 日本自然保護協会2022年8月5日
(公財)日本自然保護協会は、「種の保存法」のイヌワシ保護増殖事業計画に基づく、日本初の実施計画である「浅間山におけるイヌワシ保護増殖事業実施計画」の策定に協力。この計画は、環境省信越自然環境事務所と林野庁中部森林管理局東信森林管理署が策定し、長野イヌワシ研究会と、日本自然保護協会が策定に協力する。
イヌワシは、環境省レッドリストにおいて絶滅危惧ⅠB類に選定されている絶滅危惧種。近年、全国的に個体数の減少し、繁殖成功率の低下が確認されており、その要因の一つが、採餌環境の減少にある。針葉樹人工林が増えたことや、薪炭林などで森林を利用しなくなったため、イヌワシが狩りをする場所が減少している。
浅間山周辺では、かつて2つがいのイヌワシが生息していたが、現在は雄1羽のみが生息する危機的な状況が続いている。実施計画は、主伐や間伐などの森林施業を適切かつ積極的に進めることで、イヌワシの採餌環境の改善を進めていくことを柱としている。
今回の実施計画は、日本自然保護協会が、群馬県みなかみ町の赤谷プロジェクトや、宮城県南三陸地域で進めてきた、多様な主体の連携によるイヌワシの生息地保全の取組を、種の保存法のイヌワシ保護増殖事業に展開したもの。同協会は生息環境が悪化している各地のイヌワシ生息地で、環境省と林野庁、地域と連携し、森林の適切な管理によってイヌワシの採餌環境を改善する取組を広めていく。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日
-
参議院選挙に行ってとんかつ割引「選挙割り」実施 平田牧場2025年7月4日
-
作物と微生物の多様な共生が拓く農業の未来 意見論文が米国植物科学誌に掲載 国際農研2025年7月4日
-
国産率100%肥料の商品を販売開始 グリーンコープ共同体2025年7月4日