ソフトロボットハンドを用いたピースピッキングの実証実験を開始 農産物にも対応 ブリヂストン2022年9月5日
株式会社ブリヂストンは、ソフトロボットハンドを用いた物流現場でのピースピッキングの自動化に向けた実証実験を開始した。今後、農業も含め様々なパートナーと共に事業化を目指すとしている。
ソフトロボットハンドによるピッキング作業のイメージ
同社のソフトロボティクス事業は、人と協働することができる柔らかいロボットを活用して、「安心・安全なヒト・モノの移動と動き」を支える、同社グループの化工品・多角化事業の一環。タイヤやホースの開発・生産におけるノウハウを活用したラバーアクチュエーター(ゴム人工筋肉)を開発し、事業化へ向けてビジネスモデルの探索を進めている。このラバーアクチュエーターの柔軟性、耐衝撃性、軽量・高出力といった特徴を活かしたソフトロボットアームやソフトロボットハンドなどを用いて、現在ヒトに頼っている様々な作業を自動化することで、労働力不足の解消や非接触化といった社会・顧客課題に応えることを目指している。
2022年7月から開始した今回の実証実験では、農産物、日用品、雑貨の卸業、ロボットメーカーなどの複数のパートナーと共に、ブリヂストンのラバーアクチュエーターを搭載したソフトロボットハンドを用いて、物流倉庫などでのピースピッキングの自動化に取り組んでる。一般的なロボットハンドでは、1種類でチューブやボトル、パウチなど様々な形・硬さ・重さのモノをつかむ事は難しく、ピースピッキングの自動化は非常に難しい。同社グループのラバーアクチュエーターを搭載したロボットハンドでは、ゴムの力を活かし1種類のロボットハンドで多種多様なモノを「いい感じ」につかむことが可能。今後も、実証実験を重ね、現場のでピースピッキング用のソフトロボットハンドを早期に実用化したいとしている。
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