"フードロスを考える"「異端児エール HAZY IPA」を製造 AgVenture Lab2022年9月9日
JAグループのイノベーションラボであるAgVenture Labは9月8日、出荷されずに熟成が進み、食べごろを過ぎてしまったりんごや日本酒製造の副産物である酒粕を活用したオリジナルクラフトビール「異端児エール」を製造。同ビールの製造を委託する中津ブルワリーの店頭・オンラインショップで300本限定で一般販売する。また、完成を記念してAgVenture Labの公式Twitterでプレゼントキャンペーンを実施している。

「異端児エール」は、"フードロスを考える"をコンセプトに造られ、そのままでは市場に出回ることのない食品をビールの副原料として有効活用した、"アップサイクル"なビール。出荷されずに熟成が進み、食べごろを過ぎてしまった長野県安曇野市産の5種のりんご「ピンクレディー」「サンふじ」「グラニースミス」「ぐんま名月」「シナノゴールド」を使っている。また、鳥取県出雲市の酒造で、「きもと純米吟醸 十旭日」製造の副産物として生じた酒粕を使用している。
ホップは、山梨県北杜市産のフレッシュホップ「ハラタウ」「チャレンジャー」「マグナム」「カイコガネ」の4種を使用。国産のフレッシュホップは、輸入の際に加工する外国産ホップと異なり、品質と新鮮さを保ったまま、ホップそのものの爽やかな香りや苦みをより深く楽しめる。
規格外品のりんごや生産の過程で摘果されたりんごは基本的に肥料として活用されているが、生産者は「出来るだけロスを減らし消費者の口に届けたい」という想いで日々作物を栽培している。また、酒粕は年間で約1800トンが廃棄されているという。
AgVenture Labは今回のオリジナルクラフトビール製造について「フードロス削減への貢献は微々たるものだが、こうした取り組みを通じて、JAグループのイノベーションラボとして、消費者の皆さんにフードロスという社会課題について考えるきっかけを与え、関心を持ってもらいたい」としている。「異端児エール」は、店頭では1本から購入可能。オンラインショップでは3本セットと6本セットで販売する。
「異端児エール HAZY IPA」
重要な記事
最新の記事
-
米粉で地域振興 「ご当地米粉めん倶楽部」来年2月設立2025年12月15日 -
25年産米の収穫量746万8000t 前年より67万6000t増 農水省2025年12月15日 -
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日


































