ニッポンの生産者を応援「産直ドミノ基金」公募助成を受付開始 ドミノ・ピザ2022年10月17日
宅配ピザチェーン ドミノ・ピザは10月17日、「ニッポンの生産者の今と未来を応援する。」ことを目的に設立した「産直ドミノ基金」で、2022年秋季の公募助成を開始。一次産品の生産活動、地域活動を中心に、日本の農林水産業に関わる活動の応募を11月30日まで受け付けている。
新潟の伝統食用菊「りゅうのひげ」を使った料理
「産直ドミノ基金」は、日本の生産者の今と未来を応援することを目的に、社会や環境問題の改善をめざした具体的な活動をしている団体を助成する基金。10月17日から、「産直ドミノ基金」2022年度秋季の公募助成の申請受付を始めた。今回は、「A:食を技術で支える新しい取り組み」と、「B:食の持続可能性を支える取り組み」の2つの分野の活動を対象に助成。さらに、前回の春季は上限100万円の部門のみだったが、新たに上限300万円の部門Ⅰと上限100万円の部門Ⅱの2つの部門を設け、より規模の大きな団体も支援する。
「産直ドミノ基金」による助成は、5月に第一回目の2022年度春季募集から開始。この募集では、全国から60の団体の応募があり、その中から審査委員会の選考で5団体採択され、総額486.1万円を助成している。
助成の成果として、新潟県の「りゅうのひげ会」は、絶滅寸前までいっていた新潟の伝統食用菊の復活プロジェクトで、食用菊の商品化を進めている。また、若者の担い手を支援し増やすことで、日本の伝統食文化の再興を進めている。また、兵庫県淡路島の「大森谷里山保全隊」は助成により、かつて観光農園で賑わっていたが衰退した地域(竹原集落)で、事業継続が困難となっていた原木椎茸事業を立て直し、原木椎茸の観光農園を再開することになった。
◎「産直ドミノ基金」 助成対象団体公募概要
募集期間:10月17日~11月30日
<助成対象となる活動>
国内の食の生産およびそれを支える活動を長期的な視点に立って実施している、または活動しようと考えている団体
(A)食を技術で支える新しい取り組み
食の安心・安全(GAP・JAS等の認証取得のための活動を含む)、新しい農業・畜産業・漁業技術、農業DX、新しい食材の開発等、食を技術で支える新しい取り組みを行う活動
(B)食の持続可能性を支える取り組み
農林水産業の担い手のエンパワメント、持続可能な農林水産業等、食を支える地域のくらしを支える取り組み
助成対象となる団体:任意団体、NPO法人、一般社団法人、協同組合、住民自治組織等、日本国内に所在する非営利法人・非営利団体、および農業法人など
※部門Iは、法人格の有無、および活動年数は問わない。
助成対象となる事業実施期間:2023年2月1日~2024年1月31日
助成金額:部門Ⅰは上限100万円の助成、部門Ⅱは上限300万円の助成
応募方法:「産直ドミノ基金」WEBサイトから応募用紙をダウンロードし必要事項を記入の上、事務局までEメールで送付。
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