「てまえどり」が新語・流行語大賞トップ10入り 次は「食べきり」を 野村農相2022年12月2日
食品ロス削減につながる行動として、商品棚の手前の商品を選ぶ「てまえどり」が、今年の「現代用語の基礎知識 選 ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10に選ばれたことについて、野村哲郎農相は12月2日の閣議後会見で、「関係団体の努力などによる大きな成果」としたうえで、会食の機会が増える年末年始に向けて、「これからは料理を食べきる『食べきり』を広めたい」と述べ、全国キャンペーンへの協力を呼び掛けた。
「てまえどり」は、消費者が食品を購入してすぐ食べる場合、商品棚の手前にある販売期限の迫った商品を積極的に選んで食品ロスを削減しようという取り組み。平成30年から生活協同組合コープこうべと神戸市がキャンペーンを実施し、昨年6月には農水省や日本フランチャイズチェーン協会などが共同で啓発物を作って呼びかけるなど官民一体による取り組みが広がっている。
この「てまえどり」が、このほど発表された今年の「現代用語の基礎知識 選 ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10に選ばれた。食品ロス関係の言葉としては初めて選ばれたという。
これについて野村農相は「関係団体、事業者の努力と多くの消費者の理解や協力に支えられた大きな成果と考えており、改めて御礼を申し上げる」と述べた。
また、これから会食をする機会が増える年末年始を前に、「農水省としては『てまえどり』に加えて『食べきり』の言葉も広めたい。関係省庁と連携して全国キャンペーンを実施しているので、食品事業者と消費者に改めてご理解ご協力を呼びかけたい」と述べ、料理を食べきる取り組みへの協力も呼びかけた。
農水省は、消費者庁や環境省などと連携し、今月から来年1月まで、「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施、外食時の適量注文による食べきりや、テイクアウト時の適量購入、家庭での食べきりを呼び掛けている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日