デンカなど9社と横河電機 カーボンニュートラルなコンビナート実現へ 共同検討の覚書締結2022年12月9日
岩谷産業、宇部マテリアルズ、KHネオケム、コスモ石油、JFEスチール、JNC、デンカ、丸善石油化学、UBEエラストマーの9社と横河電機は、千葉県市原市五井地区および千葉市蘇我地区のコンビナートにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた共同検討を実施するための覚書を締結した。
2050年のカーボンニュートラルな五井 ・ 蘇我 コンビナートイメージ
東京都に隣接する同地区は国内最大規模の素材・エネルギー産業の集積地である京葉臨海コンビナートの一部。コンビナートのカーボンニュートラル化は、サステナブルな社会の実現およびコンビナート全体の競争力強化にもつながる。
2021年2月に始まった「コンビナート等における産業間連携を活用したカーボンリサイクル事業の実現可能性調査千葉県五井地区産業間連携調査」では、横河電機とその子会社である横河ソリューションサービスとKBC Advanced Technologies Limited(英国)が同調査に協力している企業9社の協力を得て、産業間連携によるカーボンニュートラルの実現に向けた可能性を調査。同調査を通して同地区の産業間連携は、個社で取り組むよりもCO2排出量の低減を促進でき、回収したCO2を地区内で有効活用できる可能性があることを見出した。
この共同検討の覚書に基づき、エネルギー産業、石油化学産業、化学産業、鉄鋼産業、素材産業などの同地区の異業種企業9社とYOKOGAWAグループが連携し、2030年頃までに以下を含めた事業化を検討。また、2050年の同地区コンビナートのカーボンニュートラル実現に必要な施策を検討する。
(1)CO2排出を最小化する産業間連携エネルギーマネジメントシステムの導入
(2)産業間連携によるCO2回収と有効活用
(3)既存プロセスからの水素などを含む副生ガスを産業間連携で活用することによるCO2排出量の削減
サステナブルな操業を目指す事業者と、生産プロセスの高度な制御システムやエネルギーマネジメントシステムなどを提供する企業が協力し、コンビナートでのカーボンニュートラルの実現を進めることで、環境負荷の低減を達成しながら国際競争力の向上をめざす。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日