フラワーレスキュー&花農家支援「球根栽培用チューリップの花摘み体験」実施2023年4月12日
「2020スマイルフラワープロジェクト」を立ち上げ、フラワーロスの削減と花農家の支援に取り組むジャパン・フラワー・コーポレーション(JFC)は、4月14日~18日、富山県高岡市の農場で球根用に栽培しているチューリップの花摘み体験イベントを実施する。
富山県が球根生産量日本一を誇るチューリップは、大正時代から水田稲作の裏作として盛んとなり、年間1300万球が生産されており、春の富山を代表する景観の一つとなっている。
年末から4月頃まで出荷される、ビニルハウスで育った「切花用のチューリップ」に対し、球根用栽培のチューリップは、球根に栄養を蓄えさせるため、花は開花すると1週間ほどで摘み取る必要がある。来年咲く球根の品質を決める、とても重要な作業で、摘み取られた花はそのほとんどが畑で廃棄されてきた。
畑の肥料にもなるため、全てが無駄になるわけではないが、今回のチューリップの花摘み体験イベントは、美しく咲いたチューリップの花をそのまま捨てるのではなく、多くの人に富山県のチューリップの魅力に触れてもらいために実施。また、重労働の球根の花摘みを体験することで、高齢化が進む球根農家の負担を少しでも減らそうと、富山が本拠地の同社が、昨年度からチューリップのフラワーレスキュー活動に取り組んでいる。
摘み取ったチューリップは後日、太閤山ランド、富山駅前広場など富山県内各所をフラワーカーペットで彩る。また、イベント実施後の花弁は回収し、染料やインクとしてアップサイクルを予定している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日