「静岡の茶草場農法」で生物多様性を保全 オンラインで産地と交流 パルシステム東京2023年10月25日
パルシステム東京は11月4日、静岡県掛川市でお茶を生産・販売する株式会社山英と中継でつなぐオンライン産地交流会を開催。世界農業遺産となった伝統の「静岡の茶草場農法」や微生物による土壌改良などにより栽培した味わい深い秋摘み茶の魅力を伝える。
畝間に刈草を敷き詰める「茶草場農法」
中継では、掛川市内の茶畑から、ススキやササの刈草を畝(うね)間に敷き詰める「静岡の茶草場農法」の特徴などを紹介する。土づくりからはじめ栽培した茶葉を製茶するまでの加工のようすも中継し、山英の商品づくりへの思いや努力を分かりやすく伝える。
参加者は事前に送付された「深蒸し掛川茶」を用い、オンラインでおいしいお茶のいれ方を教わる。また、翌週配付のパルシステム東京限定チラシでは、芳醇な中にもさわやかな味わいが楽しめる山英の秋摘み茶を紹介する。
静岡の茶草場農法は、2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)から世界農業遺産の認定を受けた静岡県の伝統的な生産技術。社会や環境に適応しながら継承されてきた伝統的農業と文化や景観、農業生物多様性などが認められた。
茶木の畝間の敷草は、茶葉の香りや味わいを良くすると言われ、時間をかけ微生物に分解されて土壌の質を良くする。茶畑の合間に点在する茶草場は、さまざまな生き物が生息し地域の生物多様性維持に貢献。生態系に考慮した商品の利用継続が、これらの持続可能な生産を支えることにつながる。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日 -
米が結ぶ人のつながり特集 情報誌『のんびる』1・2月号受注開始 パルシステム2025年12月16日 -
天然植物活力液HB-101「フローラ公式ネットショップ」サイトリニューアル2025年12月16日 -
静岡県発いちご新品種「静岡16号」名前を募集中2025年12月16日


































