「第45回食品産業優良企業等表彰」CSR部門と食品産業部門<経営革新タイプ>で農水大臣賞 味の素冷凍食品2024年3月12日
味の素冷凍食品は、(一財)食品産業センターと(公財)食品等流通合理化促進機構が共催する「第45回食品産業優良企業等表彰」のCSR部門と食品産業部門<経営革新タイプ>の2部門で農林水産大臣賞を受賞。CSR部門では、停電、被災時の冷凍ギョーザの活用によるフードロス削減の取り組みと、災害時の冷凍食品活用に関する情報発信の取り組みが評価され、食品産業部門<経営革新タイプ>では、おいしさと減塩を実現した商品と高たんぱくの餃子の開発・発売の取り組みが評価された。
「第45回食品産業優良企業等表彰」CSR部門で農林水産大臣賞を受賞
食品産業優良企業等表彰は、食品産業の発展と国民食生活の向上に寄与することを目的に、食品製造業及び食品流通業において顕著な功績をあげた企業、団体などに広く顕彰されるもの。3月4日に開かれた表彰式では、CSR部門で同社執行役員研究・開発センター長の吉野正二氏が登壇。また、食品産業部門<経営革新タイプ>では、同執行役員国内統括事業部長の杉田博司氏が登壇し、農林水産省大臣官房総括審議官から賞状が授与された。
審査経過の説明において、CSR部門では「停電や被災時に冷凍食品を有効に活用させるシステムや、フードロスを削減し、災害時の食の確保、さらには日常の防災のあり方など防災時の備えの情報発信を広く行った企業」として紹介。また、食品産業部門<経営革新タイプでは、「独自の減塩技術により、自社比で40%の減塩を実現した冷凍食品や、高たんぱく餃子の開発・販売を実現した企業」として紹介された。
CSR部門は、食品の安全性の向上や消費者への食品情報提供の充実等による信頼性の向上、消費者対応体制の整備、コンプライアンス体制の整備、消費者啓発活動の実施等に功績のあったものに贈られる賞。同社は、停電や被災時に冷凍食品を有効に活用することでフードロス削減を目指すプロジェクトを、2020年から開始。2022年に行ったパナソニック株式会社くらしアプライアンス社との共同検証により、停電発生後でも同社の「ギョーザ」は一定の条件下で、1日程度はおいしく安心して食べられることが確認した。
また、同社公式サイト内には「冷食って実はエコ」のページを設け、"冷凍食品がいざという時にも役立つ情報を公開。国際災害レスキューナースの辻直美さんのコラム連載を通して、防災と食に関する情報を発信しているほか、新たに冷凍食品をローリングストックするポイントなどについてイラストを交えて分かりやすく紹介する内容を追加した。
「第45回食品産業優良企業等表彰」食品産業 <経営革新タイプ>部門で農林水産大臣賞を受賞
一方、食品産業部門<経営革新タイプ>は、経営の近代化及び合理化、食品の製造・加工に関する新技術の開発、栄養・健康に配慮した食品の開発など食品産業の発展に功績のあったものに贈られる賞。同社は、「減塩シリーズ」として「白チャーハン」、「おいしく塩分配慮ギョーザ」、「おいしく塩分配慮エビピラフ」などおいしさと減塩を実現した商品の開発・発売や、高たんぱくの餃子の開発・発売など「健康・栄養」価値提供の取り組みが評価された。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日