「GAP産地API」開発 データ連携基盤を活用し生産管理システムから情報をアップロード2024年4月2日
株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントは、GAP産地APIコンソーシアム」の事務局として、令和5年度の農林水産省の補助事業「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業費補助金等のうちスマート農業の総合推進対策のうち農林水産データ管理・活用基盤強化 農業データの川下との連携実証」事業に参画。同事業を通じて国際水準GAPを取得している農場の情報をスマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis(ウカビス)」から取得することが可能な「GAP産地API」を開発した。
実需者からGAP認証商品を求める声が高まりつつある中、GAP認証を取得している農場の情報は、GAP関連団体のホームページ等で公開されているが、様々なGAP共通のデータベースはこれまで存在していなかった。また、従来のGAP関連団体などが公開している情報は、農場名や品目名などにとどまり、作付状況や収穫状況などの動的な情報は得ることができなかった。

そこで、同コンソーシアムは、国際水準GAP農場として承認するための運用をシステム化(GAP産地登録システムの提供)するとともに、農場自身が生産管理システム等からukabisに直接情報をアップロードすることができる仕組みを構築。実需者はパブリックな環境から目当てとなる農場の検索が可能となる。また、農場の動的な情報(作付情報、収穫情報、栽培履歴情報)を取得できる。

さらに、取得できる農場のデータは、国際規格に準拠したコード体系となっていることから、青果流通におけるチェーントレーサビリティー実現の可能性を見据えたものとなっている。
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