「みどりクラウド らくらく出荷」青果流通を効率化する優良事例に選出 セラク2024年6月4日
株式会社セラクは、JA全農ひろしま、JAひろしまと青果出荷販売DXコンソーシアムとして取り組んだ「みどりクラウド らくらく出荷」による青果流通の効率化事業が、食流機構が実施する「サプライチェーン強化実証事業」で優良事例に選出されたことを発表した。
今回、事業に取り組んだ17事例のうち、評価項目において一定の水準を満たした4事例が優良事例に選出されているが、JAの集出荷のDX化に関する取り組みとしては唯一、同コンソーシアムの取り組みが選ばれた。
この取り組みによりJAひろしまでは、集出荷業務を、従来の紙伝票や目視確認による不正確で時間を要する方法から、らくらく出荷を用いた正確かつスピーディーな方法に変更。集出荷に要する時間を生産者では23.3%、営農指導員では69.2%削減した。また、らくらく出荷と、生産者への支払い金額を計算する精算システムを連携させることによる大幅な省力化も確認された。さらに、作業の正確性と所要時間の短縮により、荷物の確定時刻が最大で30分繰り上がり、物流2024問題で課題となっている荷待ち時間の解消にも効果があることが明らかとなった。
こうした成果を受け、このシステムは広島県県域に拡大適用する計画があり、より広範な省力化と効率化が期待される。
「みどりクラウド らくらく出荷」は、農業者や出荷団体の負担となっていた集荷・出荷における計数・伝票発行作業を大幅に省力化するサービス。青果物荷姿個体に付与した個体識別番号により、青果物のロット単位でのトレーサビリティを実現し、同サービスが媒体となって川上で生み出された栽培データを川下に伝える。また、川下での青果物の評価を川上に伝えることができ、スマートフードチェーンの構築に貢献する。
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