「ぶり漬け丼」「さわら切身」で能登を支援 JF魚津と産直会議 パルシステム2024年12月10日
パルシステム連合会は、能登半島で発生した地震と豪雨の復興支援を目的に、金沢市北安江のJFいしかわ(石川県漁業協同組合)の本所で、北陸の水産提携産地で、水産加工に定評のあるJF魚津(魚津漁業協同組合)と「第11回産直会議」を開催した。
JFいしかわで開催した産直会議の参加者
同会議は、令和6年能登半島地震や奥能登豪雨の復興を願い、JF全漁連(全国漁業協同組合連合会)と、石川中央魚市株式会社も参加し、石川県の水産物を使った商品開発を進めることを確認した。
JF魚津とパルシステムは2013年に産直提携を締結。富山湾で水揚げされるホタルイカやシロエビを原料とする商品の開発や販売、利用者との交流を推進している。産直会議は例年富山県にあるJF魚津で開催しているが、能登での災害復興を支援する両者の立場が一致し、石川県金沢市のJFいしかわでの開催となった。会議では、石川中央魚市やJFいしかわからの現状報告と意見交換、今後の商品化に向けた課題などについて協議した。
石川県の水産加工業者は、いまだ製造ラインの復旧や人員の確保が困難な状況が続いている。同会議では、パルシステムの全国15の水産産直提携産地のなかから、同じ水産加工の設備と技術を有するJF魚津を中心に、JFいしかわ、石川中央魚市と連携し、水揚げした原料の商品化の見通しを確認した。
パルシステムは、11月から継続的な復興応援企画の一環として、JFいしかわなどの原料を使用した商品に「産地応援!石川県産」の名称を付けて販売している。
「産地応援!石川県産」の付く2商品(ぶり漬け丼、さわら切身)は、定期的に企画し、利用による応援を呼び掛ける。沖きす天日干しは、佐賀県の産直提携産地「シーボーン昭徳」が所有する天日干しハウスで、加工した商品を2025年1月に販売予定。
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