季節商品のロス削減へ ロスおせち」の販売加速 Kuradashi2024年12月19日
ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは、年末年始の風物詩「おせち」などの季節商品のロス削減のため、11月から「Kuradashi」サイト上で「ロスおせち」の販売を開始。さらに年末年始に向けて、さまざまな理由で通常の販路では販売が困難なおせちやごちそうを新たに追加販売する。
おせちは少量で品数が多いため、仕入れ先や入荷時期にバラつきがあり完成までに時間がかかることや、製造や配送の都合で早い時期に注文を締め切ってしまうことなどから、需要予測が特に難しいと言われる。
帝国データバンクの調査によると、昨今の物価高の影響はおせちにも広がっており、今年のおせちの平均価格は、2万7826円(税込)で、一部の原材料の価格上昇圧力を受け、2023年のお正月から3年連続値上げが続いている。特に高級ホテルやレストランでは、5000円以上の値上げとなったおせちは過去3シーズンで最大となっており、高価格帯と普及価格帯の二極化が進んでいる。さらに今年の年末年始は最大で9連休となるため、年末年始の帰省需要を見込んだ大人数向けのおせちや低価格のおせち、冷凍おせちなど多種多様なおせちが増えたことから、需要予測はより難しくなっている。
こうした問題を解決するため、Kuradashiはサイト上で「ロスおせち」を販売。昨年は多くの協力があり、2023年11月~2024年1月末までの期間で約9000個のおせちを販売・レスキューした。
クラダシの「ロスおせち」販売ページでは、おせちの他、パッケージの汚れや傷、規格外などさまざまな理由で通常の販路で販売が困難な年末年始に楽しめる食品やお酒なども取り揃えている。
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