豆乳購入の理由は「健康に良い」が最多 豆乳購入状況実態調査 日本豆乳協会2025年1月14日
日本豆乳協会は1月9日、消費者調査「購入状況実態調査」の結果を発表。同調査によると、豆乳は「健康に良い」を理由に購入する人が最も多く、有効成分を理解し、豆乳を習慣的に継続飲用している割合が高いことがわかった。コロナ禍を経て、生活者の健康意識が高まり、「健康に良い」という理由で、豆乳を「そのまま飲む」豆乳の習慣飲料者が増加傾向にあることが明らかになった。
同調査は2024年9月、1万人の一般生活者(10代~60代の男女)および現在の豆乳摂取者約2060人(10代~60代の男女)を対象に、豆乳飲用実態・購入実態を把握し、豆乳に関する認知・理解状況を探るために行われた。
同調査によると、豆乳の飲用者は、調査対象者の4割を占め。そのうち、3年前から現在まで豆乳を習慣的に飲用している人は73%。その中で、「ほぼ毎日」飲用している人は約87%に及んでおり、豆乳を習慣的に飲むことで、継続的に(3年以上)摂取する傾向にある。
豆乳を購入している人の理由は、「健康に良いから」が71%で上位。次いで、「たんぱく質が摂取できるから」(52%)、「気軽に飲めるから」(43%)、「味が好きだから」(41%)。特に、「健康に良い」、「たんぱく質を摂取できる」を理由に豆乳を購入している人は、「無調整豆乳」を購入している傾向にある。
豆乳飲用者の摂取方法は、「そのまま飲む」が最も多く(65%)、次いで、「コーヒーや紅茶に入れ、ラテにして飲む」(48%)、「料理に使用する」(34%)と答えた人の割合が高かった。
豆乳に関し認知している内容は、「豆乳は、特に植物性たんぱく質が豊富」が57%で上位を占めた。また、豆乳の代替品として、「迷うものはない」と答えている人が26%おり、特に50代から60代の女性(37%)に多い。
一方で、最もよく購入する豆乳を種類別でみると、無調整豆乳や調製豆乳を習慣的に飲用している人は、代替品を選ぶことは少ないが、果実系豆乳飲料・フレーバー系豆乳飲料において、代替品を選ぶ人が多い傾向にある。
コロナ禍を経て、現在の食生活への意識の変化は、「栄養をバランスよく摂取することを心がけるようになった」(41%)、「たんぱく質を摂取することを心がけるようになった」(41%)でともに上位を占めた。「健康に良いとされている食品や飲料を摂取することを心がけるようになった」(38%)と続く。
性・年代別でみると、男性において「健康にあまり良いとされていない食品や飲料を摂取することを控えるようになった」(36%)と答えている人が多い。
同調査から、コロナ禍を経て、生活者の健康意識が高まり、「健康に良い」という理由で、豆乳を「そのまま飲む」豆乳の習慣飲料者が増加傾向にあることが明らかになった。また、最近の傾向として、比較的若い層(20~30代)を中心にソイラテ愛飲者が増加傾向にあること、豆乳を習慣的に飲んでいる人は、「無調整豆乳」の愛飲率が高く豆乳以外の飲料(代替飲料)は検討していない人の割合が高いこともわかった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日