おむすび・弁当のもったいない削減へ「涙目シール」3月から全国展開 ファミリーマート2025年3月6日
ファミリーマートは、消費期限の迫ったおむすびや弁当など中食商品に使用する値下シールを、消費者の感情に訴えかける「涙目シール」に変更。3月11日から順次、全国の店舗に拡大する。
ファミリーマートは「涙目シール」の全国展開にあたり、イラストやメッセージを、より大きく、わかりやすくし、東海地方(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部)の店舗から導入を開始。また、おむすび・弁当・寿司など米飯全商品(チルド温度帯の米飯類除く)の消費期限を2時間延長する取り組みも実施する。
「涙目シール」は、値下シールに値下げ金額だけでなく、「お客さまの心に響くメッセージ」も添えることで、消費者と一緒に食品ロス削減をめざす取り組み。「たすけてください」というメッセージは、食品ロスによって捨てられてしまう食材の心情を表現しており、商品購入時に、メッセージやキャラクターの表情が目に入ることで、食品ロスの問題を想起させる狙い。より肯定的に値下商品を選択してもらう効果を期待している。
デザイン選定では、「消費者の共感を得られること」や「食品ロスの問題点を効果的に訴求できること」などを基準に複数のイラストデザインを作成。消費者モニターが評価した結果、食品ロス削減につながると最も支持されたメッセージとキャラクターのデザインが採用された。
値下げシールの変遷
2024年10月に実施した実証実験でも、「涙目で思わず助けたくなるイラストだったので手に取った」「食品ロス削減に関心があるので賛同して購入した」など好意的な意見が寄せられた。一方で「たすけてください」のメッセージや、キャラクターの表情が、もっとわかりやすい方が良いという意見もあったため、全国展開に当たっては、それらをより大きく表示できるようにデザインを一部変更した。
「涙目シール」は、金額(10円、20円、30円、50円、100円、120円、150円)ごとに全部で7種類のデザイン。3月11日に導入開始する東海地方以外の地域は、4月以降順次導入を予定。実証実験の結果から「涙目シール」が全国展開されると、店舗で発生する食品ロスは年間で約3000トン削減が見込まれる。
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