春節向け青森県産りんご輸出2000t超 2024年度輸出量・輸出額は過去最高 日本農業2025年5月14日
日本の農産物の生産から販売まで一気通貫で展開する株式会社日本農業は5月13日、春節向けに中華圏を中心としたアジア各国への青森県産りんごの輸出実績を発表。2024年度の輸出量は、初めて2000トンを超える約2761トンに達した。また、輸出額も過去最高の約15.8億円となった。
日本農業は、2024年11月から2025年1月にかけて、中華圏を中心としたアジア各国へ春節向けの青森県産りんごを輸出。2017年2月の日本産りんごの輸出開始以来、春節シーズンにおける輸出量・輸出額ともに過去最高値を更新した。2024年11月~2025年1月の2024年度実績は、輸出量が約2761トンで前年同期比50.9%増、輸出額は約15.8億円で前年同期比74.9%増。また、シェアは日本全体の14.9%を占め、過去最高を記録した。
同社は2024年度、直接契約(農家直仕入)する青森県内のりんご生産者が前年度から約2.3倍の700人に拡大。その生産者からの入庫量は約2.2倍に増えた。また、今季から八戸港を利用した船舶輸送を本格稼働し、陸上輸送と併用することで最適化を図り、安定した輸送方法の構築を進めている。
旧暦の正月を祝う春節は、中華圏で最も重要とされる祝祭日で、りんごは縁起の良い赤色で、「平安」や「豊かさ」を象徴する農産物として中華圏では人気がある。特に大玉で色鮮やかな日本産りんごは贈答品として評価され、台湾などでは春節の贈り物として広く親しまれているため、例年春節シーズンを迎える前に需要が高まり、中華圏に向けて日本産りんごの輸出が活発となる。
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