つくり手とともに考える「持続可能な食と農」行政や生産者など5人が解説 パルシステム東京2025年10月8日
生活協同組合パルシステム東京は10月18日、「みどりの食料システム戦略」と国内農業の現状を知る「食の安全学習会」を東新宿本部とオンラインで開催。環境保全型農業の推進に携わる5人を講師に迎え、利用者とともに持続可能な食と農の未来を考える。

学習会では、農研機構 みどり戦略・スマート農業推進室の豊島真吾さんが、農林水産省が2021年に策定した「みどりの食料システム戦略」を解説。持続可能な食料システムの構築に向けた、食料生産力向上と持続性の実現などの目標を説明する。また、豊島さんが所属するみどり戦略・スマート農業推進室で実践する、農業による環境負荷低減技術の普及の現状なども報告する。
パルシステム連合会の工藤友明産直事業本部長は、2000年に策定し、2025年に全面改定したパルシステムの「食料・農業政策」の目的を説明。「食料安全保障」「持続可能な生産と消費」「食の安全と安心」「食を通じた地域づくり」の4つの柱で消費者とともに目指す、生産地の豊かな地域づくりを伝える。
また、地域ぐるみで有機農業を推進する「オーガニックビレッジ」宣言をした産直提携産地からは、JA新潟かがやきと有限会社かごしま有機生産組合が環境保全型農業の実践を報告。さらに、JA新潟かがやきと阿賀野市の連携によるオーガニック給食の推進や、日本最大級の有機農業生産者集団として活動するかごしま有機生産組合の"産地の今"を紹介する。
◎食の安全学習会「持続可能な農業について考えよう~みどりの食料システム戦略とは?~」開催概要
日時:10月18日 10時~12時15分
会場:パルシステム東京東新宿本部2階第2会議室(新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿)
定員:20人
オンライン参加:Zoom開催(定員50人)
参加費:無料
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